インプレッション:フォルクスワーゲン ゴルフ
フォルクスワーゲン ゴルフ フォルクスワーゲン ゴルフ
■プロフィール
 6年ぶりにモデルチェンジしたゴルフは、1974年の初代デビュー以来、これで第5世代。生産累計2300万台となるビッグネームにふさわしく、すでにヨーロッパで大好評。コンセプトのダイナミックな走り、プレミアム・クオリティ、エモーショナルなデザインが生かされた結果だ。日本導入モデルは1.6Lと2L直噴+6AT。上級なGTレザーパッケージには左ハンドルも用意されるが、ほかは右ハンドルのみ。
(発表:2004/5/14 UP:2004/6)
すべてにおいてグレードアップした注目のゴルフ
 高張力鋼板と延べ70mにおよぶレーザー溶接を多用したボディは、たしかに高剛性。それが、ハンドリング、乗り心地を含めた走りのクオリティに結びつく。ベーシックな1.6L搭載のEに試乗してみて、評判に違わない完成度の高さをつくづく知らされた。
 ロードホールディング、上質な乗り心地のバランスは、これ以上ないというレベルにある。ハンドリングに関しては、3回転の軽い電動パワステ(ESP)に対し、至って素直で安定性抜群。山道ではクイックとまではいかないが、ファミリーカーとしては絶好という安定志向で、コントローラブルかつスムーズ。しかも、乗り心地はゴツゴツ感のないマイルドさで、走っていて安心できるし快適だ。2LのGTは205/55R16タイヤを履くだけに、スタビリティは高い。が、ハード走行時には姿勢変化が意外に大きく、バランスは1.6Lに分があると感じた。
 加速性は俊敏とはいかないが、1.6Lでも必要十分。Dレンジフル加速では、レッドゾーンの6500回転近くまで引っ張れるし、アイシン製の6ATとの相性は申し分なく、スムーズで軽快な加速感をもたらす。MT操作ではなおさらだし、2L GTでは力強さも加わる。100km/hは、6速2400、5速3000、4速4000、3速5800回転相当。1.6Lとは思えない余裕のクルージングだ。ノイズは耳に軽く、取りまわしを含めすべてにおいて上質なこと、そこが魅力だ。
(文:横越光廣 写真:菊池貴之)
フォルクスワーゲン ゴルフ ダッシュボードは水平ライン基調で、デザインは機能的。だが、Aピラーまわり、ドアトリムなどの造りは、骨格が太く上質だ。ステアリングは、テレスコ&チルト機能付き。 フォルクスワーゲン ゴルフ 従来車比、ホイールベースは+60mm。その延長分を後席スペースに当てているため、レッグルームは広々。これがゴルフかと思えるほど、ゆったりしている。
フォルクスワーゲン ゴルフ シートは、適度な堅さを保ちフィット感がある。ラチェット式リフターは、可変量が大きく有効。何よりも剛性感があって、信頼がおけるのがうれしい。 フォルクスワーゲン ゴルフ エモーショナルなデザインは、リヤビューに見てとれる。意外に重厚で、ボリューム感がある。リヤゲートのオープナーは、VWのエンブレム。
フォルクスワーゲン ゴルフ 荷室容量は、標準時で350L。6対4分割可倒、ダブルフォールディング式後席を倒せば1305Lに拡大。従来車比で+20〜121L。 フォルクスワーゲン ゴルフ アルミ合金ブロックのFSI(直噴)エンジンを搭載。可変バルタイなどを採用し、高効率化。燃費性がよく、トルクフルな特性がよい。
フォルクスワーゲンゴルフE(6AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4205×1760×1485mm
ホイールベース 2575mm
トレッド前/後 1540/1515mm
車両重量 1320kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1597cc
最高出力 116ps/6000rpm
最大トルク 15.8kgm/4000rpm
10・15モード燃費 12.6km/L
サスペンション前/後 ストラット/4リンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 195/65R15
全国メーカー希望小売り価格
ゴルフE 240万4500円
ゴルフGLi 278万2500円
ゴルフGT 299万2500円
ゴルフGT レザーパッケージ 328万6500円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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