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試乗用として用意されたのはV6のコンバーチブル。同時にクーペにも乗ったが、驚いたのはクーペとコンバーチブルのドアの重さの違い。コンバーチブルはクーペにくらべて50sほど車両重量が重いが、そのほとんどがドアの重さではないか?と思わせるほどの重量差を感じさせられた。
さて、走りだそう。エンジンは4LのSOHC。わずか3500回転で最大トルクとなる33.1smを発生する。その数字は紛れもないリアル感を持ち、アクセル操作に表れる。アクセルペダルをスッと踏めば、クルマが後ろからグイッと押される感覚で発進する。ノーズを大きく持ち上げるような姿勢にはならず、ボディは比較的水平を保ったままでの加速だ。
5ATは若干の変速ショックがあるもののスリップ感もなく、加速は鈍らずに変速する。最高出力は213馬力と控えめだが、トルクが太いので加速感は十分に強い。
ハンドリングはヨーロッパ車や最近の国産車のようなシャープさこそ持っていないが、なかなかの正確さでコーナーをトレースする。フロントにストラット、リヤに3リンクというサス形式の組み合わせならではの、ねじ伏せて乗りこなす感覚は、乗り手を楽しませてくれる。
(文:諸星陽一 写真:森山俊一・犬塚直樹)
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