インプレッション:フォード フォーカスC-MAX
フォード フォーカスC-MAX フォード フォーカスC-MAX
■プロフィール
 コンフォート(快適性)、コンフィデンス(信頼性)、コントロール(操作性)を最高レベル(マキシマム)にバランスさせたというのがC-MAXの意味。言うまでもなく、「C」は3要素の頭文字で、そのネーミングからねらいがわかる。全高を95mm高め、ワゴンとしてユーティリティを一段と重視したC-MAXは、ニューコンセプトモデルとして注目の1台だ。
(発表:2006/5/10 UP:2006/5)
ユーティリティワゴンとして生まれ変わったもうひとつのフォーカス
 グレードはFFの2L+4AT、右ハンドルの1タイプ。ライバルのゴルフプラスと同様、全高を高めながら、見た目も走行感も違和感がないのがありがたい。それは、まるでこのモデルこそフォーカスのオリジナル版だと思えるほど。走りのほうはなかなか軽快。1430kgのボディには、145馬力の直4・4ATは必要にして十分。少なくとも、もっさり感はなく不安定感もなかった。
 まずは加速性。Dレンジフル加速では6500回転でシフト。エンジンは高回転までスムーズだし、Dレンジでも軽快感がある。さらに、左手もとの短いセレクトレバーによるシーケンシャルシフトなら、フォーカスらしいスポーティ感が味わえる。このセレクトレバーは、ダイレクトな操作感が小気味よく、ついついシフトしたくなる。そこまでスポーティマインドを感じさせるとは、意外でもあった。100km/hは4速2600、3速3600、2速5500回転相当。4ATはハイギヤリングだが、加速感は全般的にスムーズだ。
 2.8回転の電子油圧式パワステは基本的に軽く素直。3モードタイプで、スポーツ、スタンダード、コンフォートが選べる。それぞれの特徴は生かされているが、設定がしづらいのが少々気になった。全高が高いながら、とくに腰高感を意識させることのない素直なハンドリングと扱いやすさ、なかなかの乗り心地と、ハイトワゴンとして惹きつけられる。
(文:横越光廣 写真:柳田由人)
フォード フォーカスC-MAX 機能的なインパネまわりは好感度を高める。4本スポークの本革ステアリングはスポーティ。テレスコ&チルト機能付きで好ポジションをもたらす。デザイン、操作類の配置などフォーカスのDNAが脈打つ。 フォード フォーカスC-MAX さすがに後席のスペースは、ゆったりしている。ヘッドルームは広々。グラスエリアがワイドなシアタータイプとあって、視界は良好、開放的で快適だ。
フォード フォーカスC-MAX 運転席は6ウェイ電動シートで、ヒップポイントは程よいレベルで高め。視界良好で、だれが乗っても好ポジションが得られる。シートは座り心地がよい。 フォード フォーカスC-MAX 全高を95mm高めながら、フォルムはスマートかつバランスがよい。それは、とても5ドアハッチバックの派生モデルとは思えないほどだ。トールデザインながらCd値は0.29にすぎない。
フォード フォーカスC-MAX 収納部が多く、使い勝手は抜群。シートアレンジは多彩で、後席を前方にハネ上げることや脱着も可。1脚は15kgだから軽いほう。荷室容量は550〜1620Lと広大。低床で荷物の積み降ろしがラクだ。 フォード フォーカスC-MAX 87.5×83.1mmのオーバースクエア2L16バルブは、高回転域までスムーズ。可変吸気システムは回転数に応じ、インテークマニホールド長を変え、低〜高回転域までトルクフル。
フォーカスC-MAX(4AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4330×1825×1580mm
ホイールベース 2640mm
トレッド前/後 1535/1530mm
車両重量 1430kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1998cc
最高出力 145ps/6000rpm
最大トルク 18.9kgm/4500rpm
10・15モード燃費 10.2km/L
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/55R16
全国メーカー希望小売り価格
280万円
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