インプレッション:フォード フォーカス
フォード フォーカス フォード フォーカス
■プロフィール
 1998年にヨーロッパでデビューしたフォーカスは、スタイリッシュなFFコンパクトカーとして大ヒット。先進性、実用性、走行性などが評価され、99年にヨーロッパ、00年に北米カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。そんなDNAを引き継いだ新型がデビュー。ラインアップは1.6と2.0の2タイプで、ともに4ATという構成。
(発表:2005/8/5 UP:2005/10)
ベストハンドリングカーの初代からさらに進化
 初代フォーカスは走りがよかった。ベストハンドリングカーといっていいほどだ。そこでロングホイールベース、ワイドトレッド化がはかられた新型がどんな走りを見せるのか、大いに気になるところ。また、ツイスティな山道を走るのが楽しみでもあった。
 パワステは、ロック・ツー・ロック2.9回転で手ごたえが自然。サスペンションのストロークを十分とり、コーナリング時に4輪が路面をしっかりとらえるグリップ派で、扱いやすさと安定志向を身上とする。ただし、ハードなコーナリング時には、前後サスのロール感に若干のズレが出るようで、少しばかり違和感を覚えることも。でも、乗り味はマイルド。初代で気になった乗り心地の硬さは気にならなくなった。
 加速性は、基本的には軽快スムーズ。Dレンジフル加速では、6750回転レッドのところ6500回転でシフト。市街地や郊外路では、気持ちいい走りをもたらしてくれる。その一方、アップダウンのある山道でアクセルのオンオフを繰り返すと、軽快スムーズ感が若干そこなわれる。今日の水準からすれば、4ATではいまひとつ。ましてハイギヤリングなだけに、山道では持ち味が削がれてしまうのだ。
 100km/hは、およそ4速2400、3速3000、2速5400回転相当。高速フィールドで、フォーカスは本領を発揮する。高速伸びする実力と、クラスを超えた快適性に注目。トータル的には、リーズナブルな2L・FF・5ドアハッチバックとして、十分に魅力的。
(文:横越光廣 写真:菊池貴之)
フォード フォーカス インパネまわりのデザインは、機能美と上質感を併せ持つ。クラスを超えた出来栄えだ。大径のメーターは見やすく、ステアリングは手にしっとり。操作類もじつに扱いやすい。 フォード フォーカス ボディが大型化されただけに、室内スペースも広くなった。後席はレッグ/ヘッドルームともに余裕十分。ただ、ドア形状のせいで乗降性はいまひとつだ。
フォード フォーカス 運転席は6ウェイパワーシート。タッチと形状のよさを含め、すぐにフィットするポジションがとれる。サポート性もよく、スポーツマインドをそそる。 フォード フォーカス ホイールベースは25mm、トレッド前/後は50/55mmの拡大。ロー&ワイドのスタイルは躍動的で、ノーズからテールまでのラインがシャープ。
フォード フォーカス リヤオーバーハングの延長で、荷室は10%増。容量は標準時で385L、後席を倒せば広大なスペースとなる。 フォード フォーカス ボア×ストロークが87.5×83.1mmのオーバースクエアな高速タイプ。可変吸気システムを採用し、厚めのトルクを全域にわたって確保。
フォード・フォーカス2.0(4AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4350×1840×1485mm
ホイールベース 2640mm
トレッド前/後 1535/1530mm
車両重量 1330kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1998cc
最高出力 145ps/6000rpm
最大トルク 18.9kgm/4500rpm
10・15モード燃費 11.6km/L
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/55R16
全国メーカー希望小売り価格
220万〜270万円
※1.6モデルは12月発売
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