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このクルマのベースとなったのは、すでに定評のあるフィアット・パンダだ。勢ぞろいすれば1.2L&1.4Lのラインアップとなるが、まず上陸してきたのは、1.2Lにデュアルロジックという2ペダルのMTトランスミッションを搭載したモデル。このデュアルロジック、クセがあると言われているので少々覚悟していたのだが、これがいい意味で裏切られた。普通のトルクコンバーター式のATとほぼ同じ感覚で走れてしまうくらいギクシャク感がなく、かなりスムーズなのである。これなら国産コンパクトカーからの乗り替え組も違和感はないハズだ。
パワー的にもこの1.2Lエンジンはかなり元気なことでも定評があるので、まったく不足ナシ。発進でモタつくこともないし、中間加速でも問題なく付いてきてくれる。高速走行となると速度感よりも、ホイールベースが短さからくるヒョコヒョコとした動きが気になってくる。やはり、驚くほど利く小回りや、車庫入れなどでステアフィールを軽くできる「CITYモード」、燃費よりの変速スケジュールを選択する「エコノミーモード」などを搭載するので、街なかメインモデルと考えたほうがいいだろう。
しかし、街なかメインのクルマだからこそ、安全装備はバッチリ。計7つのエアバッグのほか、ESPをはじめとしたアクティブセーフティ面もバッチリ考慮。小さいからこそけっこう頼りになるのだ。カワイイ見た目と合わせて、一大旋風を巻き起こしてくれそうだ。
(文:竹岡 圭 写真:犬塚直樹)
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