インプレッション:スズキ エスクード
スズキ エスクード スズキ エスクード
■プロフィール
 昭和63年にコンパクトSUVの先駆けとしてデビューしたエスクードが、オリジナリティと本格オフロード性能を継承、進化させた3代目にバトンを渡した。エンジンラインアップは2.0L直4と2.7L V6。LSD付きセンターデフ方式のフルタイム4WD、新開発の4輪独立懸架サスを新採用した。

(発表:2005/5/16 UP:2005/6)
本格的なオフロード走破性にオンロードの快適性をプラス
 代を重ねるごとにエスクードの進化は明らか。2.0 XG(4AT)に乗ってまず最初に感じるのは、軽快な加速フィール。Dレンジフル加速では6000回転シフト。エンジンはスポーティな吹き上がりを見せる。パワフルとまではいかないが、全体にそこそこ軽快で、これで十分という感じをもたらしてくれる。ただし、5000回転あたりから、ノイズが耳につくのは残念だ。
 100km/hは4速2600、3速3700、2速5500、Lレンジのマキシマムは65km/h。2.8回転のパワステは、若干重めでも手ごたえがよく、ハンドリングもなかなかで、オンロードを軽やかスムーズにクリアしていく。
 しかも、この種のSUVとしては最小回転半径5.5mとは思えないほど小回りの効く機動性が、エスクードの強みのひとつ。狭い道を忙しく走りながら、まったく持て余すことがなかったことがうれしくもあった。
 だが、さすがと感じさせるのは、やはり2.7 XS。V6エンジンは高回転までスムーズで、ノイズもとくに耳障りでなく、クオリティは断然アップしている。100km/hは5速2200、4速3000、3速4400回転にすぎず、Lレンジでは100km/h(6600回転)まで引っ張れる。余裕の走りが楽しめること、そこが2.7 XSの魅力と言えるだろう。ただし、オンロードでのバランスは、いくぶん2.0に分があるようにも思えた。
 それはそれとして、シビアなオフロード・コースでの走破性は見事。急坂路での発進、極端なモーグル路での平然たる走破性には、正直驚かされた。たくましさを増したエスクードの実力を思い知らされた。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
スズキ エスクード 「スポーティ&タフ」がテーマのインパネまわりは、黒を基調に硬派ムードを漂わせる。2.7 XSの3本スポークステアリングは、本革巻きでオーディオスイッチ付き。チルト機能も備え、手触りもよい。3眼メーター、各スイッチ類は、見やすく扱いやすい。 スズキ エスクード 旧型比で、室内長×幅は265×155mm拡大。室内幅は1490mmあり、大きめのシートサイズと併せて、居住性は快適そのものといえる。
スズキ エスクード 前席はスライド量が240mmに拡大。ゆとりのサイズで座り心地もよい。ラチェット式リフター、カーボンヒーター・シートを採用。 スズキ エスクード 躍動感のあるスタイルは、なかなか迫力がある。テールゲートは横開き。スペアタイヤがどっしり硬派なSUVムードを強調する。
スズキ エスクード ラゲッジシェルフを付けた標準時でも、ラゲッジ容量は398Lと広い。6対4分割ダブルフォールディングの後席しだいで荷室は拡大。 スズキ エスクード ベーシックな2L直4は、可変吸気システムを新採用。平成22年燃費基準+5%達成車で、グリーン税制対象車となる。
エスクード2.0 XG(4AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4390×1810×1695mm
ホイールベース 2640mm
トレッド前/後 1540/1560mm
車両重量 1550kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1995cc
最高出力 145ps/6000rpm
最大トルク 19.7kgm/4000rpm
10・15モード燃費 11.6km/L
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/L&Tドラム
タイヤ前後 225/65R17
全国メーカー希望小売り価格
194万2500〜252万円
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