インプレッション:三菱 eKワゴン/スポーツ
三菱 eKワゴン/スポーツ 三菱 eKワゴン/スポーツ
■プロフィール
 全高を1550mmに抑えた新世代軽の先駆けとして平成13年に登場したeKワゴン。そのシンプルなスタイリングと、確実な運動性能で大ヒット! ヒット商品の次期作はむずしいと言われるなか、きっちりと正常進化したうえで、軽マルチワゴン初の装備を搭載してのデビューをやってのけたのはさすがだ。
(発表:2006/9/13 UP:2006/11)
正常進化を遂げた新型は注目ポイント目白押し
 パッと見はほとんど変わらないと言われそうな新型だが、たとえばeKワゴンの場合、じつはルーフ以外の外板はオールニュー。あえて変化を望まず進化に徹したのが新型の最大の特徴なのだ。そのなかで特筆モノなのは、軽マルチワゴン初の左側後席の電動スライドドア。インナースライドドア方式を採用することによって見た目も美しく、また開口部を大きく取ることにも成功した。三菱はRVRですでにインナースライドドア方式の実績があったために、短期間での開発が可能だったのである。
 もうひとつユーティリティにもニューアイテムが採用されている。助手席後ろに2本のバーが取り付けられており、そこにフックを使って好きなものを取り付けられるという「マルチーユースフック」がそれ。フックだけが単体で販売されているので、自分だけのインテリアを作り上げることができるのが面白く楽しい。
 さて、もうひとつの話題はeKスポーツ。先代ではあとから兄弟車種として追加されたが、今回は同時デビュー。言うまでもなくスパルタンなパワートレインは健在だ。ATにロックアップ機構が取り入れられたことで、燃費もグッとよくなったのはうれしいところ。定評のあるハンドリングはまさにイメージどおり操れる。乗り心地は先代よりちょっぴり上品さが加わって、後席の快適度はまさに軽ナンバーワン。進化のほどをぜひ味わってほしい。
(文:竹岡 圭 写真:犬塚直樹)
三菱 eKワゴン/スポーツ ワゴンはホワイト、スポーツはブラックと、今回は色味の違いで雰囲気作りをしている。センターにスイッチ類が集中しているので、コクピット感覚で扱いやすい。ナビも見やすい位置に取り付けられた。 三菱 eKワゴン/スポーツ シートアレンジは背もたれが倒れるだけとシンプル。その分、軽自動車ナンバー1のクッションストロークを誇る、座り心地のいいシートを装着している。
三菱 eKワゴン/スポーツ 写真はスポーツのレカロシート装着バージョン。オリジナルもイニシャルの着座位置が下がり、シートの調整幅が増えてよりポジションが取りやすくなった。 三菱 eKワゴン/スポーツ 電動スライドドアはワゴンのみの設定。開口幅530mm、開口高1005mmで、身長175cmくらいまでの人なら余裕で乗り降りできる。地上高も380mmと低いのでお子様やご年配の方もラクチン。
三菱 eKワゴン/スポーツ 荷物よりも人をメインに乗せることを考えているクルマなので、メチャクチャ広いということはないが、ふだん使いなら十分対応できる積載スペースを確保。 三菱 eKワゴン/スポーツ 先代のターボモデルはスポーツのみだったが、今回はワゴンにも設定があるので、エクステリアの好みでチョイスできる。低回転域からジワリと効くターボは扱いやすさ満点。
eKスポーツR(4AT)主要諸元
全長×全幅×全高 3395×1475×1570mm
ホイールベース 2340mm
トレッド前後 1295mm
車両重量 870kg
エンジン 直3OHCターボ
総排気量 657cc
最高出力 64ps/6000rpm
最大トルク 9.5kgm/3500rpm
10・15モード燃費 17.0km/L
サスペンション前/後 ストラット/3リンク
ブレーキ前/後 Vディスク/L&Tドラム
タイヤ前後 165/55R14
全国メーカー希望小売り価格
eKワゴン 91万3500〜122万2200円
eKスポーツ 126万〜148万4700円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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