インプレッション:三菱 eKアクティブ
三菱 eKアクティブ 三菱 eKアクティブ
■プロフィール
 ekワゴンから始まった三菱のekシリーズは、ekスポーツ、ekクラッシィとそのバリエーションを広げていった。そして今回、新たにSUVテイストを満載したekアクティブが追加された。
 ekアクティブにはekスポーツに搭載された64馬力のパワフルなターボエンジンと、50馬力の自然吸気エンジンの2種のパワーユニットが用意される。メインとなるのはターボで、「ターボのパワーはほしいが、スポーツほどのキビキビ感は不要」というユーザーの声を反映したものとなっている。
(発表:2004.5.25 UP:2004.6)
大人っぽい走りを手に入れたekシリーズの最新モデル
 試乗したのはターボの4WD。エンジンフィールは素直なもので、軽用ターボにありがちなピーキー感は皆無。低速から高トルクを発生し、力感もある。どうも回転でパワーを稼ぐ軽の自然吸気エンジンは好きになれないものが多いが、このターボエンジンはフィール、実用性ともに好きなタイプだ。ただ、このターボエンジンでも勾配がきつい登り坂では、コーナリング後に加速が鈍る。スポーツ性を求めないユーザーでも、ターボエンジンをほしくなるところだ。
 165/60R14という大径タイヤの装着により、乗り味はソフト。ホイールベースが短い軽自動車で、しかも背の高いフォルムでありながら、意外なほどにピッチングが抑えられているので、ギクシャクしない。
 コーナリングの味付けは絶妙。ステアリングを切り始めた瞬間から遅れなくコーナリングを開始するが、初期はゆったりとしたもので、そのままあまりロールせずにガシッとグリップしたコーナリングが可能だ。クイック感がないぶん、アピール度は低いのだがサスペンションの造りはよく、全体として大人っぽい印象を受ける。ダンピングがいいサスペンションと大径タイヤのおかげで、タイヤから進入するノイズもよく抑えられているほか、新装着されたルーフレールによる風切り音などもなく、快適なドライブを楽しめる。
(文:諸星陽一 写真:犬塚直樹)
三菱 eKアクティブ アナログのタコメーターとデジタルのスピードメーターを組み合わせたハイブリッドメーターをセンターに配置。燃料計は付くが、水温などは警告灯のみで対応している。 三菱 eKアクティブ リヤシートのセンターアームレストにはカップホルダーを装備。前後のアームレストを展開すれば、長尺物の搭載も可能だ。
三菱 eKアクティブ 運転席は30mmの高さ調整が可能なシートリフターを装備。シート周囲に濃色のクロスを使い、こすれによる汚れなどを目立たなくしている。 三菱 eKアクティブ 前後パンパーの下にスキッドプレート風のカバーが装着される。ルーフレールはインナーレールタイプを採用。
三菱 eKアクティブ ラゲッジは5対5分割でスペースアップ可能。写真はオプションとなるラゲッジ部分のフロアボックス、シート背面のネット式ポケットが装備されている。 三菱 eKアクティブ トルク感の高いエンジン。パワーを無理に絞り出しているという印象がなく、余裕を持って走れる。
■eKアクティブVT 4WD(4AT)主要諸元
全長×全幅×全高 3395×1475×1600mm
ホイールベース 2340mm
トレッド前後 1295mm
車両重量 910kg
エンジン 直3OHCターボ
総排気量 657cc
最高出力 64ps/6000rpm
最大トルク 9.5kgm/3500rpm
10・15モード燃費 15.2km/L
サスペンション前/後 ストラット/3リンク
ブレーキ前/後 Vディスク/L&Tドラム
タイヤ前後 165/60R14
■全国メーカー希望小売り価格
119万7000〜146万3700円
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