インプレッション:メルセデス・ベンツ E320CDIアヴァンギャルドS
メルセデス・ベンツ E320CDIアヴァンギャルドS メルセデス・ベンツ E320CDIアヴァンギャルドS
■プロフィール
 メルセデスが乗用車に初めてディーゼルエンジンを搭載してから70年。その後も技術革新と高度化を進め、当時から比べると出力は4倍以上に。燃費は10分の1近くになるなど性能は格段にアップしている。E320CDIに搭載されているエンジンが出来上がったのは2005年春のこと。約40カ月にわたる開発期間を経て量産化されたこのエンジンは、ピエゾ・インジェクターを搭載した第3世代コモンレール式で、電子制御式7ATとの組み合わせにより、走行性と燃費経済性をさらに高めたものとなっている。
(発表:2006/8/28 UP:2006/11)
圧倒的な低速トルクがもたらす力強さと低燃費の両立
 ディーゼルというと、ガラガラうるさいというイメージがあるが、それはもうひと昔前のこと。事前にディーゼルモデルだと知らされていなければ、クルマを降りてエンブレムを確認するまで気が付かない人も多いくらいの静かさなのだ。アイドリング時の音色が違うので、外で聞いていると「アレっ違うかな?」と、そこで気が付くが、その程度のものなのである。
 パワー的にも、圧倒的な低速トルクはさすがといった感じで、かといって高回転で唸りを上げることもなく、スーッと滑らかに力強いままに加速していく。これも高回転域で非力だった昔と比べればまったく違うポイント。カッタルさはまったくない。慣れてくるとアイドリング時に、シフトノブやステアリングなどに、若干伝わってくるブルブル振動に気が付くようになるが、不快というほどのものではない。総じてポテンシャル的には、ガソリンモデルに対して遜色ナシと声高に言っていいだろう。
 オマケに燃費は2Lエンジン並みの約15km/L。ストップ&ゴーが多く、高速道路でも100km/hという速度制限がある日本の交通事情では、想像以上の威力を発揮してくれそうだ。
(文:竹岡 圭 写真:柳田由人)
メルセデス・ベンツ E320CDIアヴァンギャルドS Eクラスのなかのひとつという位置づけなので、基本的には同じ。全体的にMCでヘッドライトやリヤコンビランプ、フロントグリル&スポイラー、ドアミラー、アルミホイールなどが変更された。 メルセデス・ベンツ E320CDIアヴァンギャルドS ミドルクラスゆえ、後席で大切な人をおもてなしするといった雰囲気はないが、スペース的にも質感的にも必要にして十分な雰囲気にまとまっている。
メルセデス・ベンツ E320CDIアヴァンギャルドS メルセデスらしいしっかり&たっぷりしたシート。私の体には少々大きすぎるくらいのゆとりがある、さすがは世界のミドルサルーンといったところだ。 メルセデス・ベンツ E320CDIアヴァンギャルドS 外からは見えないが、細かい配慮もなされている。燃料投入口が緑にカラーリングされ、セルフガソリンスタンドの燃料ノズルの色と同じになっている。無用な間違いを防止する対策が施されているのだ。
メルセデス・ベンツ E320CDIアヴァンギャルドS きちんと横方向にゴルフバッグが入るスペースが確保されているのが、さすがはメルセデスといったところ。日本のオジサマのニーズをよく理解している。 メルセデス・ベンツ E320CDIアヴァンギャルドS 日本のディーゼル燃料は、自主規制により基準を前倒しでクリアしており、世界一硫黄含有量が少ないと言われているのでさらに有利なのだ。
メルセデス・ベンツE320CDIアバンギャルドS(7AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4850×1820×1465mm
ホイールベース 2855mm
トレッド前/後 1565/1560mm
車両重量 1770kg
エンジン V6DOHCターボ
総排気量 2986cc
最高出力 211ps/4000rpm
最大トルク 55.1kgm/1600〜2400rpm
サスペンション前/後 4リンク/マルチリンク
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 245/45R17
バリエーション&価格
E320CDIアバンギャルド 840万円
E320CDIステーションワゴン・アバンギャルド 877万8000円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
 
TOP > クルマ情報 > ニューモデル試乗 > メルセデス・ベンツ E320CDIアヴァンギャルドS