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ブーンには1Lと1.3Lの2種類のエンジンが用意されるが、今回試乗したのは1.3Lエンジン搭載車。先代にも1.3Lは存在したが、新型はエンジンを刷新。iQと同じ1NR-FE型となった。最高出力は95馬力と、1Lよりも26馬力も高出力。これはじつに4割弱の値だ。
1Lと乗り比べると、明らかに上質で1ランク上のフィーリング。エンジンのトルクに厚みがあるので、走りに余裕が生まれている。CVTとのマッチングもよく、高速時の余裕もある。
ただ、足まわりや静粛性については1Lとの差は少ない。唯一違いを感じたのは、CVTのノイズが1.3Lのほうが小さいということ。
クルマとしての出来はたしかに1.3Lにあるのだが、なにに魅力を感じ、なにを求めてブーンを買うのか?を考えるならば、1Lが勝る。
ブーン最大の魅力はリーズナブルな価格にあるはずだ。1.3Lエンジンを積むCXの価格は138万円。対する1Lエンジンの上級車CLリミテッドは125万円。その差は13万円だ。最廉価のCLとの差は28万円にもなる。さらに1Lと1.3Lでは自動車税のランクも異なるうえに、1Lは取得税と重量税が75%減税、自動車税が50%減税。対する1.3Lは50%&25%減税。残念ながら私は、このコスト差を埋めるほどの魅力を1.3Lに感じることができない。
(文:諸星陽一 写真:齋藤正)
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