インプレッション:トヨタ クラウン
トヨタ クラウン トヨタ クラウン
■プロフィール
 クラウン・ロイヤルとアスリート・シリーズがマイナーチェンジされるとともに、後者にはレクサスGSやISでおなじみとなった315馬力3.5L直噴V6搭載車がデビュー。これぞアスリート!と呼ぶにふさわしい高性能ぶりが注目される。
(発表:2005/10/4 UP:2005/12)
ますますパワフルさに磨きをかけた新登場アスリート3.5
 すでにレクサスGSやISで、3.5L直噴V6のスポーツ性は確認済み。それが、アスリートとはいえ、基本的に性格の違うクラウンでは生かされないのでは……と心配した。
 ところが、いざ走ってみると、これがなかなかすごい。3.5L直噴自体がますます洗練されたこともあるのだろう。アクセルを踏み込むや、想像以上に力強くスパート。6600回転レッドのところ6400〜6500回転のシフトポイントまで引っ張れ、パワフルさを否応なく知らされる。
 重量級のボディを強力パワーで引っ張るだけなら、大味なフィールを感じたりもする。ところが、アスリートの場合は全域にわたりストレスなく、6ATとのマッチングのよさと相まっていたってスムーズな加速フィールをもたらす。とくに4000〜5000回転前後の瞬発力は強力で、パワフルさが自慢のスポーティサルーンに乗っているような錯覚を抱かせるほど。それも、フィールドを選ばない。100km/hは6速1700、5速2200、4速3000、3速4000、2速6000回転とクロスし、高速道路のみならず快適だ。
 2モードサスは、コンフォートとスポーツモードではっきりとその違いが体感できる。でも、総合的に見ればスポーツが最適で十分に快適でもある。3.4回転の軽めのパワステに、基本的には素直にこたえてくれるアスリート。225/45R18インチタイヤを履くだけに、ロードホールディングも標準レベルを超える。それでいて、乗り味がマイルドで上質感があること、そこがありがたい。乗り味を含め、スポーツモードがコンフォート・モードを超える。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
トヨタ クラウン 水平基調で機能的なインパネまわりは、アスリートならではのデザインでスポーティ&上質感を高める。クリアなオプティトロンメーター、テレスコ&チルト付きのパワステが○。 トヨタ クラウン クラウンであることは、後席のゆったりした居住性が物語っている。スペースをはじめ快適性は抜群。一体固定式のベンチタイプなのがアスリートらしい。
トヨタ クラウン ジャカードモケットのシートは運転席が8ウェイ、助手席が4ウェイマルチアジャスタブルパワー。スポーツタイプだけにポジション、サポート性はよい。 トヨタ クラウン スモーク調塗装のヘッド/リヤコンビランプで精悍さを増したアスリート・シリーズ。よりロイヤル・シリーズとの差別化がはかられた。
トヨタ クラウン さすがにラゲッジルームは広々としている。トランクリッドはデュアルリンク式で、荷室有効面積も広い。 トヨタ クラウン 筒内直接式とポート噴射式を組み合わせ、2200〜6500回転にわたり最大トルクの90%を発生する3.5L V6エンジン。
クラウン3.5アスリート(6AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4840×1780×1470mm
ホイールベース 2850mm
トレッド前後 1525mm
車両重量 1620kg
エンジン V6DOHC
総排気量 3456cc
最高出力 315ps/6400rpm
最大トルク 38.4kgm/4800rpm
10・15モード燃費 10.0km/L
サスペンション前/後 ダブルウイッシュボーン/マルチリンク
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 225/45R18
バリエーション&価格
クラウン・ロイヤル 337万500〜532万3500円
クラウン・アスリート 371万7000〜540万7500円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。北海道・沖縄地区のみ価格が異なる。
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