インプレッション:ダイハツ クー
ダイハツ クー ダイハツ クー
■プロフィール
 トヨタのbBとは姉妹車となるのがCOO。パッソ・ベースのプラットフォームに、ボクシーな個性的ボディが大きな特徴となる。1.3と1.5のエンジンに4AT、FFが基本で1.3には4WDもラインアップという機種構成もbBと同じ。最大の違いはデザインによるイメージ付けで、若者向きのbBに対し、シックなCOOはアダルト派。うまく特徴が引き出されている。
(発表:2006/5/8 UP:2006/6)
おとなしめの外観とは裏腹にクラスを超えた走りに好感度大
 外見上の第一印象は、bBと比べるとおとなしい。走行フィールに違いがあるかどうか、そこに興味がわく。最初に乗った1.3は、FFより60kg重い4WDとあって、走行性能には期待はかけていなかったのだが、意外にもこれがなかなかの好フィール。エンジンは、高回転まで軽やかに吹き上がり、Dレンジフル加速時には6200回転(6800回転レッド)でシフトと、心地よい軽快感をもたらす。少なくとも、車重が重いとも感じないし、不用意なストレスを意識させられることもない。全般的にエンジンノイズが耳障りではないこともあって、好感度が高まるのだ。100km/hは、4速2800、3速4000、2速6000回転相当で、クラスを超えた余裕を見せる。これが1.5となると、エンジンはトルクフルでスポーティフィールが味わえる。
 フル加速では6500回転レッドのところ6200回転まで引っ張れ、活き活きとした加速ぶり。さすがに山道を走ったりすると、1.3との差を感じる。もちろん、1.5のほうが余裕十分。100km/hは、4速2600、3速3800、2速5800回転相当となり、これまたクラスを超えたスムーズ感がうれしい。
 ならばフットワークはというと、これもスポーティ感がある。3.3回転の軽く手応えのよいパワステは、切り始めがクイック。いくぶん腰高感はあっても、さほど気にはならない。1.5のほうがロールが大きめで、舗装の継ぎ目でのショックが気になる一方、1.3の4WDのほうがむしろ好バランスで乗り味もよかった。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
ダイハツ クー インテリアは、全体にシックなムードをかもす。その一方で、造形的にメリハリのあるダッシュボードまわりは、機能性とスポーティムードとがうまくバランスされている。3本スポークステアリングは手にしっとり。 ダイハツ クー 後席は広々。トールボディが生かされ、ヘッドルームはゆとり満点。ただ、サポート性、座り心地はまずまずのレベル。
ダイハツ クー 前席はベンチタイプのセパレートで、パッセンジャーと一体感がある。サイズは大きめでタッチはソフト。座り心地はよいがサポート性はいまひとつ。 ダイハツ クー 最上級でもっともスポーティなCXリミテッドは、シリーズのなかではいちばんの迫力。バンパーにビルトインされたフォグランプ、サイドスカート、リヤスポイラーなどがインパクト大。
ダイハツ クー 多彩なシートアレンジはフルフラットでベッドがわりに。もちろんラゲッジルームは使い方次第で生かされる。容量は6:4分割可倒式の後席を倒せば619Lとなる。 ダイハツ クー 1.5L3SZ-VEは可変バルタイ機構(DVTT)を備え、低・中・高速域にわたりスムーズ。平成22年燃費基準、平成17年基準排出ガス75%低減レベルを達成。
クーCX(4AT)主要諸元
全長×全幅×全高 3800×1690×1635mm
ホイールベース 2540mm
トレッド前/後 1470/1465mm
車両重量 1070kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1495cc
最高出力 109ps/6000rpm
最大トルク 14.4kgm/4400rpm
サスペンション前/後 ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後 Vディスク/L&Tドラム
タイヤ前後 185/55R15
全国メーカー希望小売り価格
136万5000〜187万3200円
※北海道地区のみ価格が異なる。
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