インプレッション:三菱 コルトラリーアート・バージョンR
三菱 コルトラリーアート・バージョンR 三菱 コルトラリーアート・バージョンR
■プロフィール
 ラリーアート・バージョンRは、従来のコルト・ラリーアートに代わるホットハッチ。「R」はレボリューションの略で、コンパクトスポーツに革命を起こすという意味だ。そのネーミングにふさわしく、ターボエンジンからシャシー性能まで、走りが自慢。だが、扱いやすさを身につけているところがよい。
(発表:2006/5/30 UP:2006/7)
パワフルで剛性感満点、好バランスのホットハッチ
 バリエーションはCVTと5MTで、そのどちらも走りが楽しめて魅力的。両車ともにパワフルだが、クルマとの対話を重視するなら5MTだ。アクセルを踏み込めば、リニアにパワフル感が味わえる5MT。トータル的なパンチ力は強力だが、最大過給圧0.9バールのターボパワーにピーキーさはない。アクセルのオン/オフを繰り返しても、リニアな加速フィールが得られる。これは、ホットモデルとしては大事なことだ。
 また、引っ張り方しだいでは強烈さを感じない。これはギヤ比とトルク特性によるもので、1〜2速はワイドレシオ、2速以上はハイギヤードとなる。100km/hは5速2800、4速3400、3速4400、2速6400回転。レッドゾーンが6500回転だから、2速でそこまで引っ張れる。が、それではトルク感が落ちるので、早めにシフトアップしたほうが効率がよい。
 一方、最大過給圧0.7バールの6MTモード付きCVTは、だれが乗ってもこの性能を引き出しやすいというメリットがある。100km/hは6速2200、5速3000、4速4000、3速5000回転相当で、MTモードでは小気味よい操作フィールに好感。5MTをへたに扱うより、スムーズでいてスポーティだということも見逃せない。
 2.6回転のパワステは、リニアで挙動はキビキビ。足腰はビシッと締め上げられ、ターボパワーに見合ったスタビリティを備える。好レスポンスで、一体感と速さを持つのが「R」の持ち味。205/45R16タイヤを履きながら乗り心地もなかなかだ。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
三菱 コルトラリーアート・バージョンR 小径の3本スポークステアリングは、本革巻きで手にしっくり。5MT車にはホワイトメーター、アルミペダルが備わる。ゲトラグ製の5MTはストロークこそやや大きめだが、軽くて確実にキマルのがよい。 三菱 コルトラリーアート・バージョンR リヤシートは2名がけのベンチタイプ。スペースは、このサイズのクルマとしては十分。シアタータイプで視界は良好だ。
三菱 コルトラリーアート・バージョンR オプションとなるレカロのフルバケットシートは、滑りにくくタッチのよいスウェード調素材で、体をすっぽり包み込む。 三菱 コルトラリーアート・バージョンR 開口部がワイドなグリル一体型フロントバンパー、下部をディフューザー形状としたリヤバンパー、前後オーバーフェンダーに7本スポークデザインの16インチアルミなど、見るからに現代的ホットハッチだ。
三菱 コルトラリーアート・バージョンR この種のモデルで見逃せないのは、ユーティリティに見どころがあること。後席はスライド&一体タンブルで、荷室はフラットでいて使い勝手もよい。 三菱 コルトラリーアート・バージョンR MIVECインタークーラーターボを排気系などの改良によりパワーアップ。5MT車は最大21.4kgm/3500rpm、ジャトコ製CVT仕様は18.3kgm/2500rpmを発生。
コルトラリーアート・バージョンR(5MT)主要諸元
全長×全幅×全高 3925×1695×1535mm
ホイールベース 2500mm
トレッド前/後 1465/1450mm
車両重量 1110kg
エンジン 直4DOHCターボ
総排気量 1468cc
最高出力 154ps/6000rpm
最大トルク 21.4kgm/3500rpm
10・15モード燃費 15.4km/L
サスペンション前/後 ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/45R16
全国メーカー希望小売り価格
197万4000円
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