インプレッション:ホンダ シビックプロトタイプ
ホンダ シビックプロトタイプ ホンダ シビックプロトタイプ
■プロフィール
 昭和47年に初代がデビューしたシビックも、最新モデルで8代目となった。もともとFF・2ボックスの先駆としてファミリーカーのベンチマークとなったが、ここにきて国内仕様のボディは4ドアサルーンの1タイプ。パワートレインは、1.8L+5ATとハイブリッド+CVTというシンプルな構成となった。
(発表:2005/6/20 UP:2005/9)
格段にグレードアップ、しかもスポーティに変身
 ニューシビックは、いかにもホンダ車らしくスポーティかつクオリティを高めたサルーンへと生まれ変わった。1.8Lとしては、加速は力強くてスムーズ。フル加速時には6500回転のシフトまで何のストレスもない軽快フィールを見せる。唯一気になるのは、加速時に若干エンジン音が耳につくということ。もっとも、それがスポーティ感といえなくもないが……。従来の1.7Lと比べれば、すべてがグレードアップしたことを体感できることはたしかだ。
 100km/hは5速2000、4速3300、3速4000回転相当。高速時はもちろん、クルージング時の余裕と快適性は、1.8Lレベルとは思えない。
 もうひとつ注目できるのはフットワーク。2700mmというロングホイールベースや、高剛性ボディがもたらす乗り味はなかなか。手ごたえのよい2.7回転のパワステに素直にこたえるハンドリングと、優れた直進安定性、乗り心地のよさに好感度が高まる。ワインディングロード、高速道路、一般路での走りはクラスを超えている。大ゲサにではなく、ほどよいスポーツマインドを意識させるところが特徴的。
 ハイブリッドは、モーターのみの走行モードが追加されるなど、たしかな進化をみせている。とくに加速性のレベルアップはすばらしい。ワイドレシオ化したCVTとの組み合わせにより、フル加速すればハイブリッドとは思えないスポーツフィールを味わうことができる。100km/hは2000回転足らずで、快適かつスムーズ。山道などでの加速感とブレーキフィールに若干のぎごちなさを感じたことが気になった。
(文:横越光廣 写真:本田技研工業)
ホンダ シビックプロトタイプ 走行フィールばかりか走る姿がダイナミックなのが、従来車とはひと味違う。スピードが高まるほど路面をしっかりホールドした安定感が味わえる。 ホンダ シビックプロトタイプ 従来車と比べ、ひとまわり大きくなった。ポイントは80mmアップのホイールベースと、55〜60mmワイド化されたトレッド。ビッグ・シビックというわけか。
ホンダ シビックプロトタイプ ステアリングは見るからにスポーティで、チルト&テレスコが絶妙。2層式のメーターは見やすいが、多少派手すぎるか。写真は欧米仕様。 ホンダ シビックプロトタイプ Aピラーの傾斜角は、ホンダ車のなかでももっともシャープ。ルーフラインにかけて、いかにもスポーティ。ホンダらしいと言えるかも。
ホンダ シビックプロトタイプ 1.7Lより5kg軽量、13mm短縮された新開発1.8Lは、正転の後方排気となった。10.5の高圧縮比で、最高140馬力を発生。 ホンダ シビックプロトタイプ 95馬力の1.3L・i-VTECと20馬力のモーターによるハイブリッドは、ハイパワー&低燃費。10・15モード31km/L。
シビックハイブリッドプロトタイプ(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 4488×1750×1430mm
ホイールベース 2700mm
トレッド前/後 1505/1545mm
エンジン 直4DOHC
総排気量 1339cc
最高出力 95ps/6000rpm
最大トルク 12.5kgm/4500rpm
モーター 交流同期電動機
モーター最高出力 20ps/2000rpm
モーター最大トルク 10.5kgm/0〜1160rpm
サスペンション前/後 ストラット/ダブルウイッシュボーン
ブレーキ前/後 Vディスク/L&Tドラム
タイヤ前後 205/65R15
※主要諸元はプロトタイプ及び北米仕様、欧州仕様のデータを含むので、日本仕様とは異なる場合もある。
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