インプレッション:クライスラー グランドボイジャー
クライスラー グランドボイジャー クライスラー グランドボイジャー
■プロフィール
  ボイジャーは、元祖ミニバンとして1983年にデビュー。以来、ワールドワイドに累計1000万台以上を販売、いまだにトップモデルのポジションにある。上級なグランドボイジャーには、新たに「Stow'n Go」収納システムを装備。これは2列&3列シートを床下に完全収納するという画期的なもので、インパクト抜群だ。
(発表:2005/1/12 UP:2005/2)
2・3列シート完全収納で、格段に魅力度アップ
 シートの床下格納システムの素晴らしいところは、その操作性。操作にはとくに力も要らず、手順に従えばラクラクとシートを収納できる。あっという間にフラットになる床は、まるでマジックのよう。最大4550Lの広々とした収納スペースを持つことを含め、ミニバンとしてのユーティリティはずば抜けている。正直、シートの収納を試みた時点で、グランドボイジャーにはすっかり魅了されてしまった。
 が、走行性能に問題があれば、魅力は半減してしまう。そこで早速、市街地、郊外路、高速道路で、走行フィールをたしかめてみた。
 結論からいえば、従来車より好バランスで、走行フィールが快適スムーズになった。Dレンジフル加速では5500回転でシフト。OHVながら、V6だけにスムーズな加速を見せる。
 とくに注目できたのは、高速クルージング時の余裕と快適性。100km/hは4速2000、3速3000弱、2速4750回転足らずと、ハイギヤリングなこともあり意外と思えるほど静か。従来車より、明らかに静粛性は向上している。ハイギヤリングにもかかわらず、加速レスポンスがいいのはトルクフルだからこそ。優れた高速直進性とあいまって、余裕の走りを堪能することができた。
 そればかりか、3.2回転のパワステは、手ごたえのあるフィールで、基本的には素直。扱いやすく、乗り心地もマイルド。これなら山道を走っても苦にならない。とくに腰高感がなく、ときに一体感さえ覚える走りっぷりには好感。好バランスという意味はそこにある。
(文:横越光廣 写真:菊池貴之)
クライスラー グランドボイジャー 4本スポークステアリングがスポーティ。クラシカルでアグレッシブなクライスラーのスピリットは、ホワイトメーターのデザインに見てとれる。収納スペースが多く、使い勝手は上々。 クライスラー グランドボイジャー 2列目シートは標準時はゆったりくつろげる。手順に従えばラクラクと収納できる。通常、床は左右各170Lのシークレット収納スペースとなる。
クライスラー グランドボイジャー レザーシートは、運転席が8ウェイメモリー機能付きパワー。微調整ができるが、基本的にヒップポイントが高く、いまひとつポジションがキマらなかった。 クライスラー グランドボイジャー 後席ドアはパワーデュアルスライディングでリフトゲートもまたパワー。ともにオートクロージャー機能付きとぬかりなし。
クライスラー グランドボイジャー 2列目シートと3列目シートを床下に収納すれば、広大でフラットなラゲッジスペースとして使える。シートアレンジ次第で、使い勝手は自由自在だ。 クライスラー グランドボイジャー 3.3L V6気筒エンジンはOHV12バルブ。ボア×ストロークは93.0×81.0mmというオーバースクエアで、中高速回転域でもスムーズ。ちなみにFFが基本でAWD(4WD)もある。
クライスラーブランドボイジャー リミテッド(4AT)主要諸元
全長×全幅×全高 5110×1995×1755mm
ホイールベース 3030mm
トレッド前/後 1600/1625mm
車両重量 2020kg
エンジン V6OHV
総排気量 3301cc
最高出力 174ps/5100rpm
最大トルク 29.3kgm/4000rpm
10・15モード燃費 7.1km/L
サスペンション前/後 ストラット/リーフリジット
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 215/65R16
バリエーション&価格
グランドボイジャー リミテッド 460万9500円
グランドボイジャー リミテッドAWD 471万4500円
※価格は全国メーカー希望小売価格。
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