インプレッション:クライスラー クロスファイアロードスター
クライスラー クロスファイアロードスター クライスラー クロスファイアロードスター
■プロフィール
 03年12月に日本で発売されたクロスファイアは、クライスラーブランドのイメージを高めるアメリカン・テイストの息づく個性派だ。といってもアクはなく、洗練されたところが新鮮。新しく登場した魅力のロードスターが、さらにイメージアップを果たすことだろう。
(発表:2004/8/26 UP:2004/12)
個性派クロスファイアの世界を広げるオープンスポーツ
 走りのクオリティが高いのは、ベースとなるのがメルセデスのSLKだからこそ。クライスラーがデザイン面で力を注ぎ、クロスファイアの魅力に磨きがかけられた。ファストバックルーフを取り払ったことでの剛性面のダウン、これは実質的には問題なし。オープン時、路面の継ぎ目などで少々ボディのきしみが気になることもあるが、総じて見れば不足なし。むしろ、大径タイヤを装着しながら、マイルドな乗り心地をもたらすことに、価値を見出せる。
 フットワークのよさは、ファストバッククーペ仕様とほとんど同じレベル。3.2回転のパワステにはクイック、素直に反応。前225/40R18、後ろ255/35R19インチタイヤをはくだけに、スタビリティも高く、ワインディングロードでの走りはスポーツライクだ。
 しかも、3.2Lエンジン+5ATがもたらす加速は、力感十分でスムーズ。レスポンスが鋭く、どの回転域からでも気持ちよいピックアップを見せる。加速フィールの一体感が、フットワークと併せてスポーツ性が引き立つのだ。
 Dレンジフル加速では6000回転でシフト。そのままでも十分にパワフルだが、オートスティック機構付き5ATを小気味よくMT操作すれば、スポーツフィールを存分に堪能することができる。100km/hは5速2300、4速2700、3速4000回転相当。100km/hになると自動的に立ち上がるリヤスポイラーの効果もあって、高速直進性にも優れ、いい意味でリラックスしながらの高速クルージングが楽しめる。
 気になる風の巻き込みは、標準レベル。さほど気にならないことはたしかで、オープン走行を満喫できる。独自性のあるムードと走りのよさがこたえられない。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
クライスラー クロスファイアロードスター クラシカル・モダーンが魅力のインテリア。3連メーターは、デザインもムードも視認性もよい。ステアリングはテレスコピック機能付きで、シート、各操作類との位置関係は上々。 クライスラー クロスファイアロードスター ツートンカラーの室内は、クロスファイアのデザインへのこだわりを象徴。シートは両席とも8ウエイ・ハイバックバケットで、サポート性がよい。
クライスラー クロスファイアロードスター リンク式のトランクリッドは大きく開く。ラゲッジルームの容量は大きいとはいえないが、デザイン、オープンレイアウトを考えればうなずける。 クライスラー クロスファイアロードスター ロングノーズ、ショートデッキのエモーショナルなデザインが魅力。サイドの大胆なクロスオーバーラインは、車名の元となっている。
クライスラー クロスファイアロードスター 手動でロックを解除、左手もとのワンタッチスイッチ・オンにより、ファブリック製ソフトトップは約22秒で収納できる。リヤウインドウは熱線入りガラスとぬかりなし。 クライスラー クロスファイアロードスター 鋳造アルミ製の90度V6は、ツインスパークプラグを採用。振動抑止のバランスシャフトを装備。
クライスラー クロスファイアロードスター(5AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4060×1765×1315mm
ホイールベース 2400mm
トレッド前/後 1495/1500mm
車両重量 1440kg
エンジン V6OHC
総排気量 3199cc
最高出力 218ps/5700rpm
最大トルク 31.6kgm/3000〜4600rpm
10・15モード燃費 8.6km/L
サスペンション前/後 ダブルウイッシュボーン/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前・後 225/40R18・255/35R19
全国メーカー希望小売り価格
クライスラー・クロスファイア・ロードスター 540万7500円
※価格は全国メーカー希望小売価格。
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