サイズは現行型とほぼ同じだが、ルーフ幅を152mm広げ、サイドシルも外に出してボディサイドを平面に近づけた。そのおかげで、もともと広いキャビンにさらなる開放感をプラス。一方で、運転席はシートに対してインパネやベルトラインが上がり、ウインドスクリーンの傾きが強まって、セダンやワゴンに近い空間になった。ベルト内蔵のセカンドシートは、身長170cmの自分なら足が組めるほどの広さ。サードシートはスペースもシートサイズも一段落ちるけれど、座面や背もたれに適切な角度がついているので、補助席的な印象ではなかった。
日本仕様にも搭載予定の3.8L・V6はパワーとトルクをアップ。ATが6速に進化したおかげで、スタートダッシュは軽快になり、その後の加速も反応がよくなった。マニュアルモードもついたので、下り坂でのエンジンブレーキが調節しやすい。静粛性もさらに向上。1750回転の100km/hクルージングは、直進安定性のすばらしさにも助けられ安楽そのものだ。
サスペンションは低速ではややゴツゴツした乗り心地だけれど、50km/hも出せばアメリカ車らしいマイルドなフィーリングが味わえる。とくにリーフからコイルになったリヤのしなやかさがアップしていたことが体感できた。ハンドリングは車格を反映しておっとりしているものの、リニアなステアリング、ロングホイールベースやワイドトレッドを生かした安定したコーナリングは印象的だった。
(文:森口将之 写真:クライスラー日本)
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