インプレッション:シボレー オプトラセダン
シボレー オプトラセダン シボレー オプトラセダン
■プロフィール
 アメリカのゼネラルモーターズがグローバルに展開しているファミリーセダンがオプトラ。日本にはこのセダンとともにワゴンも導入されている。
 オプトラはオーストリアのホールデン社製のエンジンを使い、韓国のGM大宇が製造、GM日本が輸入し、スズキの手によって販売されるというちょっと複雑な形態を持つ。
(発表:2005/1/21 UP:2005/4)
これぞファミリーセダンと感じさせるゆったりとした乗り心地とハンドリング
 じつはこのオプトラセダンは、輸入車の合同試乗会の会場で乗ったクルマだ。欧州車や米国車など、並みいる輸入車に試乗しつつ、オプトラセダンにも乗ったわけだが、これがじつにほっとする雰囲気を持っていた。その理由は…… 多くの輸入車は際立った個性を持ち、いい意味でも悪い意味でもとんがったクルマが多い。ところがこのオプトラは乗ったとたん、エンジンを始動する前からホンワカした空気で満ちあふれている。
 エンジンを始動してクルマを走らせると、その雰囲気がさらに深まる。アクセルを踏んで加速するときは、最初から強い加速ではなく、スッと前に出つつそのまま加速感が高まっていく。ロールの発生も同様で、最初からググッと粘るのではなく、スゥーっとロールしつつそのままどんどん踏ん張っていくというタイプ。すべての動きが滑らかなで二次曲線的。立ち上がりはいいが、その変化がゆったりとしている。
 オプトラはクルマそのものの楽しさという面では、それほど高い資質は持っていない。しかし、ファミリーでドライブするにはこれほどいいクルマはないのではないか?と思わせるほど、その普通の感覚がいい。
 10年くらい前までは、日本のファミリーセダンも同じように普通の感覚で乗れるクルマが数多くあった。だが、日本のセダンはどんどんハンドリング重視、ドライバー重視へと変化していってしまった。オプトラは国産車が忘れてしまった、ファミリーカーとして何が大切かということを再認識させてくれるのだ。
(文:諸星陽一 写真:犬塚直樹)
シボレー オプトラセダン ワゴンとはまるで異なるデザインを採用するセダンのインパネ。デザインはかなりコンベンショナルなもので、わざと個性を排しているようにも感じる。 シボレー オプトラセダン リヤシートにはカップホルダー付きのセンターアームレストが装備される。ヘッドレストはセンターを含めた3名分が装備される。
シボレー オプトラセダン 写真のレザーシートはオプション。運転席はシートリフター&ランバーサポート付き。ドアインナーのガーニッシュは木目調となる。 シボレー オプトラセダン 6ライトウインドウを採用し、ルーミーな室内空間を実現しているオプトラセダン。リヤコンビランプは立体感にあふれるデザインだ。
シボレー オプトラセダン 上手に処理され、広いスペースを確保しているトランク。リヤシートは6対4分割のトランクスルー機構を持つ。 シボレー オプトラセダン トラクションコントロールも装備される2Lエンジン。組み合わされるミッションは4ATのみとなる。
シボレー オプトラセダンLT(4AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4515×1725×1445mm
ホイールベース 2600mm
トレッド前後 1480mm
車両重量 1270kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1998cc
最高出力 126ps/5600rpm
最大トルク 18.0kgm/4000rpm
10・15モード燃費 8.0km/L
サスペンション前/後 ストラット
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 195/55R15
バリエーション&価格
オプトラセダンLT 173万2500円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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