インプレッション:シボレー コルベットZ06
シボレー コルベットZ06 シボレー コルベットZ06
■プロフィール
 Z06は、アメリカン・ル・マン・シリーズで活躍するレーシングモデルのC6-Rと並行して開発されたスーパーモデルだ。7L V8をはじめ、軽量化されたボディや足腰まで、徹底したチューンがなされている。コルベット史上最強であり、ロードカーとしては常識を超えた強烈なハイパフォーマンスを発揮する。
(発表:2005/10/19 UP:2006/6)
コルベット史上最強・最善のスーパーモデル
 その瞬発力はあまりにも強烈。最初は軽く流していたので、そこまで感じさせるとは思わなかったのだが、フル加速した瞬間に世界は一変した。予想をはるかに超える強烈無比な瞬発力に目を見張るばかりだ。それも登り急勾配の直線路でというから驚かされる。2速へシフトアップしたところで、緩やかなコーナーがタイトに見え、今まで味わったことのない緊張感が走る……。中速域以上の吹け上がりとパンチ力は凄まじい。6000回転前後まで引っ張っただけでそう感じるのだから、レッドゾーンの7000回転近くまで回したら、一体どうなってしまうのか。高回転域までしっかりトルク感があるだけに、想像しただけでゾクゾクしてしまう。
 7L V8は最高511馬力で、0−100km/hは4秒弱、最高速は300km/hオーバーという性能はダテではなかった。6速1300、5速1800、4速2500、3速3800、2速4500回転という100km/h時のエンジン回転が示すとおり、6MTは超ハイギヤリングのクロスレシオだ。それでいて、4速では20km/h(500回転強)でも走れるという大トルクには驚かされるばかり。
 さらに注目なのは、これほどの爆発力を持ちながら、けっしてジャジャ馬ではないことだ。十分な剛性を持つオールアルミ・フレームや専用サスペンションなどと併せ、全体がバランスされている。2.8回転のパワステも手ごたえよし。ロールも気にならず、高いレベルで低重心の安定感をもたらす。もちろん、限界レベルは高く、レーシングバージョンをイメージさせる。
(文:横越光廣 写真:柳田由人)
シボレー コルベットZ06 インテリアはまさに本格スポーツ。小径の本革巻きステアリングは手にしっとり。メーターは見やすく、また320km/hまでの速度計には圧倒される。DVDナビなど、装備類も充実している。 シボレー コルベットZ06 2トーンカラーの本革製バケットシートは、体をすっぽりサポートする。手触りはソフトで、座り心地も上々。少しも大味ではなく、ヒーターも付く。
シボレー コルベットZ06 見るからにZ06は高性能スポーツ。ボンネットなどカーボンファイバーを多用し軽量化。ルーフは剛性面を考えカーボン&マグネシウム構造。Cd値は0.31。 シボレー コルベットZ06 意外だったのは6MTのシフトフィール。第一にストロークが適当で、ダイレクト感がある。ストレスない操作力に加え、確実にシフトできることが魅力。
シボレー コルベットZ06 ブレーキ性能と効き味もレベルを超える。前355mm、後ろ340mm径のベンチレーテッド・クロスドリル・ローターに前6ポッド、後ろ4ポッドのキャリパーを持つ。ホイールは、前18/後ろ19インチ。 シボレー コルベットZ06 新開発の7L V8OHVはスモールブロック。コンロッドやインテーク・バルブにはチタン合金を採用、オイル潤滑システムはドライサンプと本格的。手作業で組み上げられる。
シボレー・コルベットZ06(6MT)主要諸元
全長×全幅×全高 4465×1935×1250mm
ホイールベース 2685mm
トレッド前/後 1605/1580mm
車両重量 1440kg
エンジン V8OHV
総排気量 6997cc
最高出力 511ps/6300rpm
最大トルク 64.9kgm/4800rpm
サスペンション前後 ダブルウイッシュボーン
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 275/35ZR18・325/30ZR19
バリエーション&価格
コルベットZ06 945万円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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