インプレッション:シボレー コルベット
シボレー コルベット シボレー コルベット
■プロフィール
 アメリカン高性能スポーツカーの象徴たるコルベットがモデルチェンジ。6代目となる新型は、5.7Lから6Lへスケールアップし、なんと404馬力V8を搭載するモンスターと化した。ラインアップは、ボディがクーペとコンバーチブルの2タイプで、4ATと6MTが用意される。
(発表:2004/11/25 UP:2005/4)
ビッグV8が吼える迫力のパフォーマンス
 最大の魅力となるのはもちろん加速性能。3.71kg/psという、ずば抜けたパワーウエイトレシオはダテではない。Dレンジフル加速では、6300回転まで引っ張れ、断然の速さを発揮する。が、注目すべきはその加速感。発進と同時に体がシートバックに押さえつけられ、全身で強烈な加速Gを体感させられる。キレ味で勝負するというより、55.6kgmのビッグトルクにものを言わせ、豪快に突っ走るという加速感は、まさにアメリカン・モンスター。この醍醐味は、一度味わうと忘れられなくなる類のものだ。
 これだけの瞬発力があると、急発進時には激しいホイールスピンや、後輪が暴れて方向性を乱しがち。それが6代目にはない。トラクション・コントロール、アクティブ・ハンドリング、マグネティック・セレクティブ・ライドコントロール、ABSといった4要素を総合制御するダイナミック・シャシーコントロールの効果大というわけ。おかげでとくに気を使うこともなく、強力なパンチ力を味わえる。さらに、優れたドライバビリティを併せ持つことも見逃せない。100km/hは4速1600、3速2400、2速3800回転相当。普通に走れば、スムーズ快適だ。
 ホイールベースを30mm伸ばしながら全長と全幅をコンパクト化。ボディ剛性を高め、4輪独立サスに、前:245/40ZR18、後:285/35ZR19インチ・ランフラットタイヤを履くだけに、山道では意外なスポーツ性を発揮する。2.8回転のパワステは全般的にクイック。さすがに限界近くでは、ロール感に一体感を欠きがちだが、許容範囲内での大味さ。そこが逆にコルベットらしい。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹、堤 晋一)
シボレー コルベット 本革巻きステアリングは、電動テレスコ&チルト機能付き。フロントウインドウに浮き出るタコ、スピードメーターなどのHUDは視認性がよく、スポーツムードを盛り上げる。 シボレー コルベット 本革の6ウエイパワーシートは、バケットタイプでサポート性もよい。タッチ、クオリティ、座り心地ともに高級スポーツカーとして不足なし。ヒーター付き。
シボレー コルベット 新開発のアルミ鋳造ブロックを持つV8は、ボアアップにより5967ccへ拡大。10.9の高圧縮比化や、軽量化(7kg減)により、高出力なわりに燃費がよい。 シボレー コルベット コンバーチブルは、ロックを外せば電動で18秒で開閉できる。クーペもよいが、オープン時のかっこよさ、これぞグラマラス・コルベット。
シボレー コルベット 浅めだが、ワイドなスペースのラゲッジルームは、この種のクルマとしてはまずはうなずける広さを持っている。使い勝手も悪くはないといえるだろう。 シボレー コルベット トップはすっきりラゲッジルームに収まる。脱着や収納の操作は、意外とラクにできる。トップは大きめでも軽いことが、負担をやわらげてくれる。
シボレー・コルベット・クーペ(4AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4455×1860×1250mm
ホイールベース 2685mm
トレッド前/後 1575/1540mm
車両重量 1500kg
エンジン V8OHV
総排気量 5967cc
最高出力 404ps/6000rpm
最大トルク 55.6kgm/4400rpm
10・15モード燃費 0000km/L
サスペンション前後 ダブルウイッシュボーン
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前・後 245/40ZR18・285/35ZR19
全国メーカー希望小売り価格
コルベット・クーペ 6MT/4AT 698万円/715万円
コルベット・コンバーチブル 4AT 835万円
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