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間近で見るとそのボディは迫力モノだが、いざ乗り込んでみると、さほど大きさを感じない。もちろん室内は広大で1〜3列目まで余裕シャクシャクで乗っていられるのだが、ボンネット先端の見切りもいいし車両感覚もつかみやすい。また思った以上に小まわりも効いてくれるので、よほど狭い裏通りでないかぎり、巨体を持てあますこともなさそうだ。
走り出してからの静粛性レベルも高い。アメリカン・フルサイズというと荒々しいV8サウンド、それに共振する室内の建て付けの悪さが印象にあったのだが、現代のSUVはそんなことは皆無。室内は遮音性がよく、室内装備も大ざっぱな感じは払拭されている。
5.3L・V8はサスガの豪快な加速が楽しめる。だが、やはり荒々しいというよりスムーズで力強く、そして速い。直進安定性の高さやボディの剛性感も、かつての「アメヨン」のダルなハンドリングや乗り味からは、隔世の感がある。コーナリングをシャキっとこなすその姿に、アメリカンSUVの新しい時代を感じるのだった。
(文:高坂義信 写真:森山俊一・犬塚直樹)
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