インプレッション:メルセデス・ベンツ Cクラス
メルセデス・ベンツ Cクラス メルセデス・ベンツ Cクラス
■プロフィール
 Cクラスが内外装をリファインすると同時に新戦力を加え、最強のラインアップを組んだ。新発売されたのは、C230コンプレッサー・アバンギャルドとC55AMG。改良は、ダイレクトコントロール・コンセプトに基づき、ステアリングギヤ比を速め、前後サスの設定変更などで、よりシャープに快適に。そんなねらいは、C230コンプレッサーに色濃く込められている。
(発表:2004/6/28 UP:2004/8)
一段とグレードアップのCクラスに魅力十分な新戦力が登場
 スーパーチャージャー付き1.8L直4DOHCは、C200同と比べ28馬力アップの最高191馬力にチューン。クイックステアが期待できるとなれば、スポーティ度満点の走りがイメージされる。が、少しばかり味つけは違っていた。
 たしかに加速性は、C200同より一段とレベルアップ。Dレンジフル加速では6200回転でシフト、気持ちよい加速をみせる。力感も十分。だが、ピーキーさはなく、低速から高速までのトルクフルさが身上。中速域からの高まりはスポーティだが、キレを期待すると少々物足りなさを覚えるだろう。とはいっても、小気味よいティップシフトを駆使すれば、楽しさ倍増。レスポンスのよさ、優れたドライバビリティを体感できる。高音質のエンジン音も抑えられ、高速クルージングは快適。100km/hは5速で2400、4速3000、3速4400回転と余裕だ。
 シャープさよりも、走りの質感を重視したことは、ハンドリングに明らか。2.75回転のパワステは、手ごたえよく自然。際立ったクイック感はないが、ステアリングの剛性感は高く高次元にわたり一体感をもたらす。ほどよいロールを保っての安定志向で、スタビリティ、コントロール性のよさに注目。また乗り心地と併せ、乗り味はマイルドかつ上質だ。
 そしてC55AMGだ。5.4L V8はパワフルで6400回転レッドまで一気。それ以上に感心させられたのは、とくにノーズヘビィと感じさせない足腰のよさだった。
(文:横越光廣 写真:内藤敬仁)
メルセデス・ベンツ Cクラス コンソール、ドアトリムにブラックバードアイメープルウッドを採用し、精悍な高級感をたたえる。4眼メーターはデザインもよく、視認性が格段に高まった。テレスコ&チルトステアリングなど、各操作類は扱いやすい。 メルセデス・ベンツ Cクラス 居住スペースは、レッグ/ヘッドスペースともに広い。ショルダーラインが低く、シアターレイアウトで、視界のよさは全方位際立ち、開放感満点。
メルセデス・ベンツ Cクラス ドアミラー、ステアリングポジション連動のメモリー付きパワーシートは、クッションは薄めでも体にフィット。快適なポジションがとれる。 メルセデス・ベンツ Cクラス バイキセノンヘッドライト&ヘッドライトウォッシャーを装備。クローム付きハイクロスブラックのフロントグリル、専用5スポークアルミホイールが精悍。
メルセデス・ベンツ Cクラス ラゲッジルームの容量は、430Lで使い勝手もよい。後席可倒&スルーは、コスト減の目的で廃止された。 メルセデス・ベンツ Cクラス スーパーチャージド1.8Lはバリアブル・バルタイなどで高効率に。ランチェスターバランサーが振動とノイズを抑止。
メルセデス・ベンツC230コンプレッサー・アバンギャルド(5AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4535×1730×1425mm
ホイールベース 2715mmm
トレッド前/後 1505/1475mm
車両重量 1500kg
エンジン 直4DOHCスーパーチャージャー
総排気量 1795cc
最高出力 191ps/5800rpm
最大トルク 26.5kgm/3500〜4000rpm
10・15モード燃費 10.8km/L
サスペンション前/後 3リンク/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前・後 205/55R16・225/50R16
全国メーカー希望小売り価格
Cクラス・セダン 399万〜585万9000円
Cクラス・ステーションワゴン 420万〜606万9000円
Cクラス・スポーツクーペ 384万3000〜436万8000円
C55 AMG 966万〜987万円
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