インプレッション:トヨタ カムリ
トヨタ カムリ トヨタ カムリ
■プロフィール
 初代が昭和55年にデビューしたカムリ(FR)は、のちにグローバルFFカーとして大成功。なかでもアメリカでは、年間販売台数40万台にもおよぶヒット作となった。「ミディアムセダンの新たな世界基準の創造」をテーマとした最新モデルは、FFセダンとして、ある意味でなかなかアグレッシブ。セダン受難の今、乗ってみたいと感じさせる正統派だ。エンジンは2.4L、FF基本で4WDもラインアップされる。
(発表:2006/1/30 UP:2006/3)
ソフトな乗り心地、快適性に心地よさを覚えるミドルサルーン
 3.2回転のパワステは至って軽く、乗り味はかなりソフト。ファーストインプレッションをひと言で表せば「すべて軽くソフト」。国産車の味付けとはひと味違い、イメージ的にはアメリカン・テイストだ。初代からカムリを知る者は、大きな変わりようと感じるはず。走行フィールや性能が、それでよければ喜ばしいことだ。
 走り出してまず感じるのは、すべてになかなか快適ということ。アグレッシブなイメージのスタイルとはマッチしないが、軽やかでスムーズな走りっぷりには惹きつけられる。ミドルエイジであれば、ソフトな乗り心地などの快適性に心地よさを覚えるはずだ。
 もちろん高速クルーズは余裕十分。100km/hは5速2000弱、4速2600、3速3800回転にすぎず快適。ただ、意外なほどシャープなハンドリングはともかく、乗り心地面では路面によってショックのいなしが万全とは言えない。快適感に対しての期待値が高いだけに、そこがもうひとつという感じだ。また走行状況により操舵感が変わるのもしっくりこない。
 4WDは乗り味が締まり、高速走行時のステアリングのすわりがよくなる。100km/hは4速2500、3速3500、2速5400回転相当。全体のバランスはFF以上かもしれない。快適性を重視するならFFを、ハンドリングなどトータル的な走行フィールを大事にするなら4WDにトライするといい。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
トヨタ カムリ 機能的で明るく、清々しいデザインのインパネまわりは、仕上げが美しくさすがトヨタと感じさせる。ステアリングはテレスコ&チルト機能付き。すべてにわたり視認性抜群。 トヨタ カムリ 居住スペースの広さはさすが。とくにレッグルームは断然の広さで、まさに高級リビングだ。サイズにゆとりのシートと、前方視界のよさに好感度が高まる。
トヨタ カムリ Gディグニスエディションは、前席がシートヒーター付き本革。高級感もさることながら、サイズにゆとりがあってサポート感がよい。電動調整機能は有効。 トヨタ カムリ 従来車比で全幅+25mm、全高−20mm。全長は同じでもホイールベースは+55mm。スタイルはスポーティだが、乗り味はコンフォート。内装や走行フィールは女性好みと言える。
トヨタ カムリ リヤのオーバーハングのわりに、トランクルーム部は効率よくワイドなスペースを確保。荷室幅1585mm、奥行き1039mmあり、容量は504Lと広い。トランクスルーも使い勝手を広げる。 トヨタ カムリ シリンダーブロックや吸排気系を一新。出力とトルクを向上させると同時に、低燃費、排出ガスのクリーン化がはかられた。
カムリGディグニスエディション(5AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4815×1820×1470mm
ホイールベース 2775mm
トレッド前/後 1575/1565mm
車両重量 1520kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 2362cc
最高出力 167ps/6000rpm
最大トルク 22.8kgm/4000rpm
10・15モード燃費 11.0km/L
サスペンション前後 ストラット
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 215/60R16
全国メーカー希望小売り価格
247万8000〜336万円
※北海道・沖縄地区は価格が異なる。
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