インプレッション:トヨタ カルディナ
トヨタ カルディナ トヨタ カルディナ
■プロフィール
 平成14年にフルモデルチェンジされ、3代目となったのが現行のカルディナ。ワゴンの王者レガシィツーリングワゴンに対抗すべく、ターボエンジン+4WDシステムにより走りの性能をアップしたGT-Fourをイメージリーダーに据え、万全の体制でデビュー。2年4カ月ぶりとなる今回のマイナーチェンジでは、上質感アップをねらった内外装の変更とともに、ボディやシャシーの補強も行われた。
(発表:2005/1/18 UP:2005/3)
スポーティさに加え、新たに上質さも備えたマイナーチェンジで戦力アップ
 試乗車のZTは、筒内直接噴射方式の2Lエンジンを搭載。このエンジンは、今回のマイナーチェンジで排ガスのクリーン化をはかっている。この排ガスクリーン化に伴ってトルクは若干ダウンしたが、それを感じさせない乗り味だ。
 直噴エンジンらしい力強さはそのままに、発進と同時にグッと力強いダイレクトな加速感がある。ターボエンジンを積むGT-Fourほどではないものの、エンジンが発生するトルクとクルマの加速にダイレクト感があることが気持ちいい。またトップエンドでのトルクの落ち込みが減り、高回転までスッキリと回ってくれる。ATのみ設定だが、MTで回せばさらに走りは楽しいものとなるだろう。しかし、2名で乗っているかぎり、トルク不足はまったくといっていいほど感じない。今回はフラットな路面の試乗コースだったが、ワインディングに持っていったとしても、それほど不満はないだろう。
 また、今回のマイナーチェンジではダッシュボード内側を中心としたボディ剛性のアップや、サスペンション取り付け部の剛性アップが行われた。さらに操舵応答性の向上もはかられており、剛性アップと併せて、クルマ全体にシャキっとした印象を与えている。とくにステアリングを切り始めたときの回頭性にダイレクトさが増していて、操作に対する遅れがないのがグッド。スポーティドライブではもちろん、こうした性能アップは緊急回避性などにも確実に影響する。
(文:諸星陽一 写真:犬塚直樹)
トヨタ カルディナ 基本デザインはマイナーチェンジ前と変わっていないが、メーター照明色を変更するなどして、すこし落ちついた雰囲気になったインパネまわり。 トヨタ カルディナ リヤシートは大型のセンターアームレストを備える。シートベルトは全席が3点式。リヤセンターのラップベルトはルーフから出ている。
トヨタ カルディナ ZTに装着されるフロントシートは、しっかりとサイドサポートが張り出したスポーツタイプ。GT-Fourには、レカロシートが標準装着される。 トヨタ カルディナ クリアレンズが装着されるコンビランプを採用し、よりスポーティ感を増した。カルディナのキャラクターによく合っている。
トヨタ カルディナ 以前はラゲッジルーム後部のサイドはカバーで覆われていたが、それを取り外すことで広さをアップ。トノカバーは巻き取り式となった。 トヨタ カルディナ 外から見ただけではわからないが、じつはピストンやシリンダーヘッドまで変更されているエンジン。
カルディナ ZT 2WD(4AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4510×1740×1445mm
ホイールベース 2700mm
トレッド前/後 1505/1500mm
車両重量 1310kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1998cc
最高出力 155ps/6000rpm
最大トルク 19.6kgm/4000rpm
10・15モード燃費 13.2km/L
サスペンション前/後 ストラット/ダブルウイッシュボーン
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 215/45ZR17
全国メーカー希望小売価格
182万7000〜305万5500円
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