インプレッション:ボルボ C70 T-5 クラシック
ボルボ C70 T-5 クラシック ボルボ C70 T-5 クラシック
■プロフィール
 プレミアム4シーター・カブリオレのなかで、C70は、BMW・330Ciに次いで第2位の販売実績を誇る。現行モデルは2001年のデビュー後、03年にリファインとエンジンを改良・強化し、そして04年7月に最強のT-5クラシックを登場させた。C70としては最後のモデルとなるだけに、インパクト十分の仕様となった。
(発表:2004/7/14 UP:2004/9)
C70最後の切り札は、シリーズ最強となるハイパフォーマンスモデル
 従来のエンジンは200馬力を発生する2.5Lライトプレッシャーターボ。それが245馬力を誇る2.3Lハイプレッシャーターボへ変更されたのだから、ハイパフォーマンスぶりが期待される。車重は変わらないが、オープンボディは剛性アップなどで、ハイパフォーマンス化に対処。バランス面も考えられている。
 まずはとばかりにフルスロットル。Dレンジのままで6000回転でシフトアップ。さすがにパンチ力があって、スポーツ性十分な加速が味わえる。ここで注目すべきは加速フィール。ハイパワーFFながら、急加速時にも方向性が乱れることなく、その高まりはあくまでスムーズ。少しもピーキーさはなく、低速から高速まで分厚いトルクにものを言わせるタイプで、なかなか扱いやすい。
 100km/hは5速2200、4速2800、3速4000回転相当で、Dレンジのままアクセルを踏み込めば、レスポンスよく加速する。となれば、市街地から高速道路まで、十分な実力とレベル以上のドライバビリティを味わうことができる。
 また、ハイパワーのFFオープンだけに、ハンドリングが心配になる。たしかにツイスティな山道をハードに走れば、2.8回転のパワステをはじめ、剛性面での不足は否めない。しかし、操舵スピードを抑えてていねいな扱いをすれば、スムーズなコーナリングを見せてくれる。
 乗り心地は基本的にマイルドで、シーサイドを軽く流すオープンエアはなかなかのものだ。シチュエーションに恵まれれば最高。気になったのは、ロードノイズなどが耳につくこと。トップを閉めるとなおさらだ。
(文:横越光廣 写真:内藤敬仁)
ボルボ C70 T-5 クラシック インパネは、ウッドかアルミの2つからチョイスできる。ドルビーサラウンドシステムまで標準装備するなど、そのプレミアム性は魅力十分。ステアリングは、チルト&テレスコ機能付き。 ボルボ C70 T-5 クラシック 2名乗車でも不足ない居住性を見せる後席。トップを閉めても、ヘッドクリアランスに余裕あり。オープン時の風の巻き込みが少ないのもC70の持ち味。
ボルボ C70 T-5 クラシック 前席は左右ともにヒーター付き8ウェイパワーシート。本革でいかにもプレミアム・オープンカーだと感じさせてくれる。フィット感はまずまずのレベル。 ボルボ C70 T-5 クラシック 熱線入りリヤガラス採用の3層ソフトトップは、30秒で電動開閉できる。後部に装備するROPSは、車体が40度以上傾いたときに、U字プロテクションバーが0.2秒以内に立ち上がり、乗員を保護する。
ボルボ C70 T-5 クラシック かたくなに安全性を優先するボルボは、強固なメンバーに囲まれたスペースにソフトトップを収納。それにしては荷室は広め。 ボルボ C70 T-5 クラシック 自慢のオールアルミ製直5DOHCは、連続可変バルタイ(CVVT)を採用。インタークーラー付き高圧ターボを備え、最大トルクを2400〜5100回転まで維持。
ボルボC70 T-5クラシック(5AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4715×1815×1400mm
ホイールベース 2665mm
トレッド前後 1520mm
車両重量 1660kg
エンジン 直5DOHCターボ
総排気量 2318cc
最高出力 245ps/5400rpm
最大トルク 33.7kgm/2400〜5100rpm
10・15モード燃費 8.5km/L
サスペンション前/後 ストラット/デルタ・リンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 225/45R17
全国メーカー希望小売り価格
C70 T-5クラシック 577万5000円
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