インプレッション:シトロエン C3
シトロエン C3 シトロエン C3
■プロフィール
 2002年4月にヨーロッパでデビューしてから、3年強で世界で100万台を販売。コンパクトカーの代表格の1台となったC3が、フェイスリフトを受けた。同時に、1.4LはOHC+4ATからDOHC+5速センソドライブへ、1.6Lはセンソドライブから4ATへと変更された。
(発表:2006/2/24 UP:2006/4)
さらに進化したC3の総合性能と乗り味
 試乗したのは1.6Lだが、従来車でも走行フィールの軽快さには魅力を感じていた。それが新型の4ATとなって、確実に進化発展。スムーズ感に磨きがかかったというのがうれしい。
 フル加速時には6000回転でシフトアップ。勾配のきつい山道でさえ軽快感を失わない。というのだから、一般路ではもちろん、高速道路ではヨーロッパ車特有の余裕を見せてくれる。100km/hは4速2800、3速4000、2速6000回転たらず。クルージングスピードの高さには、改めて感心させられる。セミオートマチックのセンソドライブも進化はしているが、新たに設定された4ATのほうがグッド。加速フィール面での違和感がまったくなくなったことで、C3に対する好感度は一段と高まった。
 さらに注目できるのは、フットワークと併せての総合性能だ。コンパクトカーとは思えない重厚感さえ味わえる乗り心地に加え、安定感抜群のロードホールディングは、高い評価が与えられていい。C3は走るにしたがいフトコロの深さを感じさせるのだ。
 とくに注目できたのはワインディングロード。全高は高めでも腰高感はまったくなく、2.7回転の電動パワステにクイックに応答。コーナーでのロールは気にならず、安定した姿勢を保ったまま、意外なほどスムーズにコーナーを駆け抜ける。その扱いやすさ、フラットで上質な乗り味が、クラスを超えたC3の美点のと言える。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
シトロエン C3 ダッシュボードのデザインは一新され、質感アップ。リムの太いテレスコ&チルト3本スポークステアリングとシフトレバーがスポーティ感をかもす。4ATはシーケンシャルMTモード付き。 シトロエン C3 リニューアルされた室内は、全般的にグレードアップ。新装された前後のドアトリムや居住性のよさが、質感や快適感を高め、ただのコンパクトでないと主張。
シトロエン C3 シートはクッションが厚く、座り心地はクラスを超える。そこがフランス的。C3の魅力は乗り心地のよさだが、シートの貢献度が大きいことはたしか。 シトロエン C3 パッと見ても外観上は大きく変わっていないが、じつは新デザインのバンパー/ラジエターグリル/大きくなったダブルシェブロンが変更され、存在感を強調。リヤコンビランプも一新されている。
シトロエン C3 ラゲッジルームの使い勝手は魅力のひとつ。6対4分割可倒式シートをたためば広大なスペースを確保できる。要所のポケット類に加え、アンダーボックスが重宝する。 シトロエン C3 1.6Lの直列4気筒DOHCは、ボア×ストロークが78.5×82.0mmとロングストローク。11.0の高圧縮比を持ち、高回転域までスムーズかつトルクフルだ。
シトロエンC3 1.6(4AT)主要諸元
全長×全幅×全高 3850×1670×1540mm
ホイールベース 2460mm
トレッド前後 1440mm
車両重量 1160kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1587cc
最高出力 110ps/5800rpm
最大トルク 15.3kgm/4000rpm
サスペンション前/後 ストラット/カップルドビーム
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 195/50R16
バリエーション&価格
C3 1.4 センソドライブ 194万円
C3 1.6 4AT 211万円
C3 1.6エクスクルーシブ 4AT 224万円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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