インプレッション:シトロエン C2
シトロエン C2 シトロエン C2
■プロフィール
 サクソの後継として2003年にデビューしたC2は、C3とはプラットフォームを共用する姉妹車。4ドアのC3に対し、ホイールベースを15mm短縮。スポーティな走行性能がセールスポイントだ。その特徴をフルに生かした新登場のVTSは、バリバリのホットハッチに豹変した。
(発表:2006/2/24 UP:2006/5)
バリバリのホットハッチVTS登場! そのスポーツ性能は抜群だ
 ベースとなるVTRの110馬力に対し、125馬力にチューンされた1.6L DOHCは、C2の小さなボディには力感満点。中高速域のキレがよく、アクセルワークに応じて好レスポンスを見せる。となれば、走りがいがあるし楽しめて当然だ。VTSはローギヤードな5MTを介して、あらゆるフィールドでキビキビとした加速性能を存分に披露する。たとえば、4速25km/hからでも軽快に走れるだけに、市街地での扱いやすさは抜群。山道や高速道路でも活気にあふれ、ホットハッチの本領発揮だ。ちなみに、100km/hは5速3250、4速4000、3速5250回転。
 加速性がパワフルなら、それを支えるシャシー性能も不足なし。強化されたサスペンションと、3.0から2.6回転にクイック化されたステアリングのコンビネーションにより、スポーツ性をフルに堪能できる。最初は軽めでもトータル的には手ごたえたしかな電動パワステをきり込めば、レスポンスよく応答。ワインディングロードをホームグラウンドのごとく、キビキビと駆け巡る。ロールが少なく安定感のあるフラットな姿勢を保ったままのオンザレール感覚、意のままというフィールがこたえられない。
 スタビリティは高いが、唯一の苦手は大きなうねりや跳ねるような路面でのコーナリング。ホイールベースが短くサスが硬めなだけに、ショックのいなしが不十分で安定感を損なうことがある。またそんなときは、乗り味のクオリティ面でも不足を覚える。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
シトロエン C2 テレスコ&チルト機構付きの革巻きステアリング、アルミ製ペダルなどがスポーティ。5MTはストロークこそ大きめだが軽く確実。素早いシフトが可能なだけに、スポーツマインドをそそる。 シトロエン C2 ブラックカラーのシートは、クロス/レザー。後席は左右分割式のスライド機構を持つ。シート自体は小さめで、スペースは必要十分。2名が普通に座れる。
シトロエン C2 バケットタイプのスポーツシートは体にフィットし、サポート性もよい。50mmのリフト量と230mmのスライド量があって、好ポジションをもたらす。 シトロエン C2 クローム製のテールパイプ、16インチアロイホイールに195/45Rタイヤを装着。VTSのバッジもまぶしい。外見上も、名うてのホットハッチというムードをたたえる。
シトロエン C2 テールゲートは上下2分割式で、開口部が広く使い勝手はよい。後席が分割可倒/スライドだけにアレンジ面もグッド。フルサイズのスペアタイヤを備えながら容量は166〜879Lある。 シトロエン C2 VTR用1.6Lは吸排気バルタイの変更、新カムシャフトと特製の吸気マニホールドの採用、高噴射の新インジェクションシステムなどによりパワーアップ。
シトロエンC2 1.6VTS(5MT)主要諸元
全長×全幅×全高 3670×1660×1460mm
ホイールベース 2315mm
トレッド前後 1440mm
車両重量 1100kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1587cc
最高出力 125ps/6500rpm
最大トルク 14.6kgm/3750rpm
サスペンション前/後 ストラット/カップルドビーム
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 195/45R16
バリエーション&価格
C2 1.4VTR センソドライブ 195万円
C2 1.6VTR センソドライブ 215万円
C2 1.6VTS 5MT 230万円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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