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1530sの車重はハッチバックの120iより140sも重く、135iクーペと同じ。しかし、バルブトロニック装備のエンジンは低回転からトルクフル&レスポンシブで、6ATがその力を効率的に速度に変えてくれるので、力不足は感じなかった。むしろオープンにすることで、3000回転以上での心地いいサウンドを堪能できるという楽しみがある。
この日は一般道だけの試乗だったが、その状況ではサイドウインドウを上げていれば、ウインドデフレクターなしでも風の巻き込みはほとんどない。同クラスのリトラクタブル・ハードトップと比べるとフロントウインドウのせり出しが小さく、開放感はあきらかに上だ。
乗り心地は数あるBMWのなかでもかなりマイルド。十分な剛性を持つボディは重さが落ち着きを与え、スポーツタイプではないサスペンションと太すぎないタイヤの組み合わせが、路面からのショックをやわらげてくれる。それでいて短く軽い4気筒エンジンをフロントミッドシップに搭載したおかげで、ハンドリングは軽快かつ自然だ。
光と風と音を全身で感じながらのドライビングは、4人乗りのライトウエイトスポーツといいたくなるほどの快感だった。
(文:森口将之 写真:久住伸之)
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