インプレッション:メルセデス・ベンツ Bクラス
メルセデス・ベンツ Bクラス メルセデス・ベンツ Bクラス
■プロフィール
 Bクラスは、文字どおりAクラスとCクラスの中間に位置づけられる。が、どちらかというとビッグAクラスというほうがわかりやすい。パワートレーンの一部をフロア下に収めたサンドイッチコンセプトのボディ構造と、優れたユーティリティ、そして走行性能が持ち味となる。ラインアップはB170、B200、同ターボの3タイプで構成される。
(発表:2006/1/23 UP:2006/3)
使ってよし、走ってよしのマルチな能力が魅力を大いに高める
 全車ともに7MTモード付きCVTを備え、スムーズな加速フィールをもたらす。116馬力のB170はとくにパンチ力はないが、トルクフルでいて軽快感がある。ドライバビリティに優れるばかりか、ハイアベレージなフィールドでは、116馬力とは思えない余裕を見せてくれる。
 というのだから、193馬力のB200ターボはさすがに力感満点。山道でもパワフルな加速性を発揮し、たくましいかぎり。ことに高速走行時には、レスポンスも余力も十分で、苦もなく思った以上の高速に乗せられる。100km/hは7速1900、6速2200、5速2900、4速3700、3速5000回転相当で余裕十分。B200以上に標準装備のステアリングシフトを駆使すれば、レスポンスのよさが引き立ち、楽しさは倍増する。
 3回転の車速感応式パワステは軽めだが、走行中には強めの保舵感を意識させられる。やや気になるのは、手ごたえはあってもビシッとした剛性感が味わえないことだ。ただ、フロントサスにはAクラスと同じく走行状態に応じてダンパーの減衰力を調節するセレクティブダンピングシステムが備わる。その恩恵か、コーナーではロールが過大でなく、非常にスムーズだ。
 全体のバランスはB170にわずかながら分があるようだ。が、強化サスと215/45R17インチタイヤを履くターボのほうが当然ながら絶対能力では勝っている。
(文:横越光廣 写真:柳田由人)
メルセデス・ベンツ Bクラス マルチファンクション機能付きの4本スポークステアリングはテレスコ&チルトも備える。インパネまわりはシンプルかつ機能的で、プレミアム感もある。4眼メーター、各スイッチ類とも見やすく操作もしやすい。 メルセデス・ベンツ Bクラス ドアは大きく開き乗降性がよい。後席のスペースは広々で、シート自体の座り心地もよく快適だ。シアタータイプで前方視界がよいことも開放感を高める。
メルセデス・ベンツ Bクラス サイドウインドウのショルダーラインが低いおかげで、斜め前方の視界は良好。シートはクッションが硬めだが、座り心地は上々。不当な疲労感もなしだ。 メルセデス・ベンツ Bクラス ウエッジシェープのフォルムは、ショルダーラインとその下のキャラクターラインが強調。全高の高さを意識させないエモーショナルなスタイリングが魅力的だ。
メルセデス・ベンツ Bクラス ユーティリティは自慢のひとつ。標準時でも506Lと広い荷室には、高さを2段階に調節できるフロアボードを装備。2対1分割可倒の後席を倒せば、フラットで広大なスペースが生まれる。 メルセデス・ベンツ Bクラス アルミなどで軽量小型化された直4は、フロア下に58度前傾して搭載。トルクフルで1.7Lは最大トルクを3500〜4000回転で発生。
メルセデス・ベンツB170(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 4270×1780×1605mm
ホイールベース 2780mm
トレッド前/後 1550/1545mm
車両重量 1380kg
エンジン 直4OHC
総排気量 1698cc
最高出力 116ps/5000rpm
最大トルク 15.8kgm/3500〜4000rpm
10・15モード燃費 12.8km/L
サスペンション前/後 ストラット/スフェリカル パラボリック スプリングアクスル
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/55R16
バリエーション&価格
・B170 299万2500円
・B200 346万5000円
・B200ターボ 393万7500円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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