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走りの進化はさまざまなシーンで実感できる。たとえば高速クルーズ。従来型はピッチングが気になったが、ホイールベースを延長し、鼻先を軽くした新型はムダな動きが少なくなったのが印象的。ビシッとした直進性とフラットな乗り心地を提供してくれる。高速域での安定性や安心感、そして同乗者を含めた快適のレベルは、確実に1ランク以上アップしたといえる。
そして場面を峠道に移せば、正確度を増したハンドリングが乗り手の頬を緩ませる。素直に向きを変えるのは、重量配分補正と一新されたシャシーのおかげ。従来型のクワトロはアンダーステアに悩まされる場面もあったが、50対50から40対60に前後駆動力配分を変更した新型は、積極的にアクセルを踏み込む走りにもこたえてくれる。そう、ルックスと同様に、走りのスポーティ度も大幅に高まっているのだ。
なら、1.8TFSIと3.2FSIクワトロの個性の違いは? 軽快感ある走りが好みならFFの1.8ターボ、本気の速さと重厚感ある乗り味を求めるなら3.2クワトロがいい。で、アクティブステアと電制サスを組み合わせたアウディドライブセレクトをオプション選択すれば、3.2クワトロの満足度はさらに拡大。コンフォートモードでは上質かつ快適な走り、ダイナミックモードでは刺激的な走りを楽しませてくれる。
(文:森野恭行 写真:佐藤正勝)
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