インプレッション:マツダ アテンザスポーツ
マツダ アテンザスポーツ マツダ アテンザスポーツ
■プロフィール
 平成14年のデビュー以来、大きな変更を受けることなく販売されてきたアテンザが、ビッグマイナーチェンジを敢行した。ミレーニアの消滅に伴って、マツダのフラッグシップカーとなったアテンザは、内外装の変更を行うとともに従来4速だったATを5速化(4WDはデビュー時から5速)、5速だったMTを6速化した。ちなみに、6MTを搭載するのはスポーツとスポーツワゴンの23Zと23Sの2WDとなる。
(発表:2005/6/23 UP:2005/8)
走りを楽しくする6MTを採用、走りのポテンシャルもアップ
 ATモデル全盛の現代日本で、MTをラインアップすること自体が冒険的。これが純粋なスポーツカーならまだしも、アテンザはセダン、ワゴン、5ドアハッチバックというラインアップ。しかも、現在のマツダのなかでは、アテンザはトップモデルという位置付け。そこにMTを投入するというのがマツダらしい。今回、試乗した6速化されたMTは、アテンザのスポーティドライブをさらにアップするものだった。
 100km/h時のエンジン回転数は2速で6750回転、5速で3000回転。2〜5速間での回転差は700〜1100回転でクロスな設定だ。さらに6速は2750回転と5速との差はわずか250回転。6速は完全なクルージングギヤではない。
 ピシッと決まるシフトレバーを操りながらの走行はじつに気持ちいい。シフトアップごとの回転の落ちが少ないので、加速Gが衰えることがない。また、同時に回転の落ちが少ないということは、早めのシフトアップも楽に行えるので、燃費面でも有利。シフトダウン時にヒール&トゥで回転も合わせやすい。
 試乗したのはスポーティタイプの23Zだが、以前よりも乗り心地がアップ。以前感じたステアリング中立付近の微妙なあいまいさもなくなっていた。
(文:諸星陽一 写真:犬塚直樹)
マツダ アテンザスポーツ アルミのペダルを採用する23Z。センターパネルの形状が変更となり、以前よりも一体感のあるデザインになった。23Zにはアルミペダルが採用される。 マツダ アテンザスポーツ アテンザのコーナリング性能を考えるとちょっと役不足なシート。それだけシャシー性能が高い証拠だが、もう少しホールド性がほしい。
マツダ アテンザスポーツ 太くしっかりとしたセンターアームレストを装備。リヤセンターのシートベルトは分割タイプで、ショルダーベルトはルーフから伸びている。 マツダ アテンザスポーツ 日本ではほとんど見ることがなくなった5ドアハッチバック。スポーティでユーティリティも優れているボディ形状。
マツダ アテンザスポーツ Y字型スポークを採用する5スポークホイールは、23Z専用の18インチサイズ。ブレーキ径もアップされた。 マツダ アテンザスポーツ ロータリーのマツダという印象が強いが、レシプロエンジンもその性能の高さには定評がある。4気筒とは思えない静粛性を持つ。
アテンザスポーツ23Z(6MT)主要諸元
全長×全幅×全高 4670×1780×1445mm
ホイールベース 2675mm
トレッド前後 1540mm
車両重量 1390kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 2260cc
最高出力 178ps/6500rpm
最大トルク 21.9kgm/4000rpm
10・15モード燃費 13.0km/L
サスペンション前/後 ダブルウイッシュボーン/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 215/45R18
バリエーション&価格
20C 5AT 224万7000円
23S 6MT/5AT 237万3000円/243万6000円
23Z 6MT/5AT 258万3000円/264万6000円
23EX 5AT 264万6000円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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