インプレッション:マツダ マツダスピードアテンザ
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■プロフィール
 マツダスピード・アテンザは、シリーズのトップに位置づけられる最強モデル。新開発の2.3L直噴ターボを搭載し、アクティブトルクコントロールカップリング4WDシステムにより、パワフルかつ優れたロードホールディングと安定性をもたらす魅力の1台だ。
(UP:2005/1)
走りのクオリティとドライバビリティが引き立つアダルト・スポーツ
 2.3L直噴ターボは最高272馬力。アイシン製6MTを介し、0→100km/h6.6秒で走る実力を持つ。エンジンは6000回転を境に頭打ち気味になるが、力感十分。操作感が小気味よい6MTとのマッチングは上々で、スポーツフィールを堪能することができる。
 という説明だけでは、本質に触れることはできない。加速フィールで価値があるのは、際立ったドライバビリティとマイルド感。2500回転あたりから過給が高まるターボは、少しもピーキーではなく、全域にわたりスムーズ。低速域から分厚いトルクを発するだけに扱いやすく、5速40km/h弱は実用範囲内。これなら市街地や山道で大いに頼りになる。100km/hは6速2200、5速2800、4速3600、3速4600、2速6800回転。どちらかというと、1〜4速までが低め、5速以上が高いギヤリング設定で、クルマの特徴を引き立てる。
 4WDシステムは、操舵角、ヨーレート、横G、エンジン運転状況、路面状況により、前後輪トルク配分を100対0から50対50の範囲で最適化。どんな走行シーンでも、安定性を保つ。ハンドリングは、2.6回転のパワステに素直に応答。乗り心地を含めマイルドなフットワークを見せる。ハードなサーキットランでは、少しばかりロールが気になったが、サスは十分なストロークを持ち接地性が失われることもない。
 FFベースだけにアンダーステア基本の操縦性は万人に歓迎されることだろう。ここに至って実像がはっきりしてきた。アテンザ・マツダスピードは、パワーにものをいわせたスパルタンスポーツにあらず。上質感を併せ持つアダルトスポーツだ。
(文:横越光廣 写真:マツダ)
マツダ マツダスピードアテンザ 軽いパワステは、テレスコ&チルト機能付き。280km/hスケールの速度計、7000回転レッドのタコメーターはマインドをそそる。全体に上級感がただよう。 マツダ マツダスピードアテンザ セミバケットのレザーシートは、タッチがソフト。サイズ的にもゆとりがあり、体を優しくサポートしてくれる。ハードなサーキットランでもホールド性はよかった。
マツダ マツダスピードアテンザ 左手もとに位置するシフトレバーは、グリップが手のひらになじむ。ほどよい操作力で、ストロークも適当。素早いシフトが、ストレスなしに確実にキマる。 マツダ マツダスピードアテンザ 全体的に洗練されたスタイリング。大径の左右マフラーがスポーティ感をアップ。18インチアルミが足もとを引き締める。
マツダ マツダスピードアテンザ 状況によりアクティブトルクカップリングを制御し、トルク配分を最適化。プロペラシャフトは3分割。 マツダ マツダスピードアテンザ アルミヘッド/ブロックの直噴2.3Lは、ターボながら9.5の高圧縮比を実現。燃費面でも有利になった。最大過給圧は1バール。ダブル・バランサーが振動を抑える。
マツダスピード アテンザ(6MT)主要諸元
全長×全幅×全高 4760×1780×1430mm
ホイールベース 2675mm
トレッド前後 1540mm
エンジン 直4DOHCターボ
総排気量 2260cc
最高出力 272ps/5500rpm
最大トルク 38.7kgm/3000rpm
サスペンション前/後 ダブルウイッシュボーン/マルチリンク
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 215/45R18
※諸元データは、2004年12月現在のもの。発売時には変更する場合があります。
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