インプレッション:メルセデス・ベンツ Aクラス
メルセデス・ベンツ Aクラス メルセデス・ベンツ Aクラス
■プロフィール
 メルセデス注目のコンパクトカーとしてデビューした初代Aクラスは、新境地を開くとともに世界で110万台が販売されたヒット作。Aクラスならではのコンセプトを進化発展させ、一段と洗練されたのが新型だ。直4OHCのエンジンラインアップは、1.7Lと2Lの2タイプで、メルセデス初のCVTが採用されている。

(発表:2005/2/24 UP:2005/4)
洗練進化したAクラスが、世界のコンパクトカー界を変えるか
 全長×全幅×全高×ホイールベースで、235×45×20×145mm拡大されたボディからも、上級化されていることがひと目でわかる。クオリティアップは、第2世代のテーマのひとつだが、それはドアの開閉時点で確認できるほどだ。カチッとした操作感と開閉音の心地よさ、これはコンパクトカーとは思えない上質さで、なるほどメルセデスだと再認識させられた。
 ならば走りはどうか。エンジンと7速MTモード付きCVTは、あらゆる道路でぬかりない加速性能を発揮する。170の加速性は、出足のレスポンスが控え目なので、最初はとくに軽快には感じない。が、スピードとともにスムーズ感が高まり、トータル的にはレベルを超える。
 200も同じパターンで、第一印象では際立った感じがしない。170と大きく変わらないとさえ思えるほど。しかし、山道や高速道路を走ると、好感度は高まっていく。とくに、メルセデス流の手首の操作でキマるティップシフトでは、加速フィールはますます小気味よく、スポーツフィールを楽しむことができる。100km/hは7速1900、6速2200、5速2800、4速3800回転足らず。余裕は十分で、アウトバーン育ちならではの高速巡航性に納得だ。
 3回転弱のパワステは、切り始めが少々ダルで反力が強め。それだけに、ハンドリングにキビキビ感は味わえない。が、その一方、安定志向でスタビリティ自体は高い。腰高感がなく乗り心地がよいことも特徴のひとつ。ただ、補機類のノイズが耳につくことがあるのが惜しい。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
メルセデス・ベンツ Aクラス エレガンスのステアリング(テレスコ&チルト付き)とシフトノブは本革巻き。ダッシュまわりは機能的な造りで視認性が高い。各部に配されたマートルウッドが上質感をかもす。 メルセデス・ベンツ Aクラス ゆったりした後席の居住性は快適。ドア内側がラウンドしてショルダースペースを広げていること、視界良好で開放的な特徴が一段と好感度を高めてくれる。
メルセデス・ベンツ Aクラス シートは、全車ファブリックが標準で、エレガンスには本革+前席パワー&ヒーター付きがセットオプションとして用意される。床は高めでも腰高感はない。 メルセデス・ベンツ Aクラス ウエッジシェイプのワンモーション・スタイルは、2本の際立ったキャラクターラインが引き立てる。Cd値0.29と空力にも優れる。
メルセデス・ベンツ Aクラス シートアレンジは多彩で、各部の心配り、使い勝手は日本車のように親身。荷室は、標準時でも387Lと広い。 メルセデス・ベンツ Aクラス 58度傾斜させた小型エンジンはトルクフル。2Lは1500回転で最大トルクの84%を発生。新開発可変インマニ装備。
メルセデス・ベンツ A200エレガンス(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 3850×1765×1595mm
ホイールベース 2570mm
トレッド前/後 1550/1545mm
車両重量 1320kg
エンジン 直4OHC
総排気量 2034cc
最高出力 136ps/5500rpm
最大トルク 18.9kgm/3500〜4000rpm
10・15モード燃費 11.8km/L
サスペンション前/後 ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 195/55R16
バリエーション&価格
A170 252万円
A170エレガンス 288万7500円
A200エレガンス 309万7500円
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