インプレッション:フォード フィエスタ
フォード フィエスタ フォード フィエスタ
■プロフィール
 フィエスタは、1976年にデビューして以来、ヨーロッパを中心に1000万台以上を販売したヒット作だ。第4世代となる現行モデルは、01年フランクフルトショーで注目を集め、02年に発売。コンパクトカーとして完成度が高く、日本にもピタリとマッチする。ラインアップは、ベーシックなGLXと上級のGHIA(ギア)。パワートレーンは1.6L+4ATのみの右ハンドルだ。
(発表:2004/4/2 UP:2004/5)
ラテン&ジャーマン・テイストが息づくベストセラー
 「ラテン・スピリット&ジャーマン・ヘッド」。そのコンセプトが生かされていることが、試乗してよくわかった。つまり、ハイレベルの実用性とユーティリティを備えながら、走りがよいということ。ことに、トータル的に一体感のある走行フィールは、大きな特徴といえるだろう。まず加速性。1.6LエンジンとアイシンAW製4ATのマッチングは上々で、あらゆる走行シーンにおいて、協調してスムーズなフィールをもたらす。たとえば山道などでは、不用意にキックダウンすることなく、スムーズ感がそこなわれない。これは、トルクフルな特性とそれを生かすシフトプログラムが、うまくかみあっているから。Dレンジのままフル加速すれば、6500回転レッドゾーン直前まで引っ張れ、スポーティ感も味わえる。高回転時に高まるノイズにヒステリックさはなく、並みのコンパクトカーでないことが実感できる。
 その意味においては、フットワークも同じ。というより、総合的に走りのクオリティを高めているというのが適切な表現だ。加減速、コーナリング時の姿勢変化は小さめで安定。手ごたえたしかな2.8回転のパワステに素直な挙動を示す。軽快スムーズなだけに、走っていて楽しいし、走りがいもある。加速フィールともに、持ち前の一体感が際立つというものだ。フォーカスや、モンデオ譲りの走行性といううたい文句はダテではない。乗り心地にマイルド感があるだけに好感度が高まる。100km/hは4速2700、3速3800、2速6200回転相当。高速走行時に余裕を感じることは言うまでもない。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
フォード フィエスタ 低めのダッシュには、円筒形の4つのエアダクトと2つの円形メーターが水平ライン上に配置、統一感をかもす。基本的にシンプルで機能的。レザーステアリングはチルト付き。 フォード フィエスタ スペースは十分、視界は全方位良好。シアタータイプで開放感満点だ。シートタッチはソフト。背もたれは小さいがヘッドレストでカバー。
フォード フィエスタ 着座位置は高めで、視界はきわめて良好。モケット張りのシートは、よい意味でスポンジーで体をソフトにサポート。リフター付きでポジションはグッド。 フォード フィエスタ 小さなボディに、広さとフィエスタらしさを凝縮。6ライトHBスタイルは、若々しく魅力的。グラスエリアが大きく、サイドウインドウ下端が低くて視界抜群。オーバーフェンダー、アルミホイールがスポーティ。
フォード フィエスタ 標準時でも容量は284Lあり、開口部が広く使い勝手がよい。6対4分割可倒式後席はダブルフォールディング機構付き。 フォード フィエスタ オールアルミ製1.6L直4は、デュラテック16バルブ。ドライブ・バイ・ワイヤーの電制スロットルなどで細やかに制御され、排ガス基準ユーロ4をクリア。
フォード フィエスタ1600ギア(4AT)主要諸元
全長×全幅×全高 3915×1685×1445mm
ホイールベース 2485mm
トレッド前/後 1465/1435mm
車両重量 1130kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1595cc
最高出力 100ps/6000rpm
最大トルク 14.9kgm/4000rpm
10・15モード燃費 12.0km/L
サスペンション前/後 ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後 Vディスク/L&Tドラム
タイヤ前後 175/65R14
全国メーカー希望小売り価格
177万9750円〜195万8250円
※表示価格は消費税込みの価格となります。
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