インプレッション:BMW 3シリーズ
BMW 3シリーズ BMW 3シリーズ
■プロフィール
 世界的に販売面でも好調なBMW。その核となる3シリーズは、1975年のデビューから30周年を迎え、第5世代へと進化。ひと回り大きくなったボディが示すとおり、内容面でも一段とグレードアップし、インパクトも強まった。日本で発売されるのは、320i、325i、330i。6ATをメインとするが、320iには6MTもある。

(発表:2005/4/12 UP:2005/5)
ひと回り大きくなったサイズ以上にグレードアップした走りと高級感
 1シリーズがある今、3シリーズの意味が変わるのはうなずける。それにしても、5シリーズを思わせるほど上級化されたことには、少しばかりの戸惑いも。でも、それなりの魅力があれば文句はないと、いつも以上にアンテナを張りめぐらせての試乗となった。
 軽量マグネシウム合金製の3L直6を搭載する330iで味わったのは、力感はもちろんすこぶるスムーズな加速フィール。シフトプログラムが万全の6ATは、いかなる状況下でも加減速フィールがいたって自然で、変速ショックがまるで気にならない。シーケンシャルMT操作もよいが、Dレンジホールドでもパーフェクト。下手なMT操作よりもDレンジホールドのほうが勝っていると、はっきりと感じた。フル加速では7000回転レッドでシフトというのだから、いうことなしだ。100km/hは6速2000、5速2600、4速3400、3速4500回転。
 320iのギヤリングは、これに約300回転をプラスすればいい。パワフル感のある330iに乗った直後だと、2L直4の320iはさすがにシャープさが影をひそめる。Dレンジフル加速では6500回転レッド近くまで引っ張れるが、キレがない。それは先代の318iと比べてみての正直な印象だ。とは言いつつも、慣れるにしたがって不足感は薄らいでいく。
 3回転弱のパワステとサスがもたらす走りは、330iはスタビリティも高く安定感抜群で、上質感もある。ランフラットタイヤのサイズがひと回り小さい320iは横剛性が不足気味。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
BMW 3シリーズ レザーステアリングはテレスコ&チルト機構付きで、太めの握りは手になじむ。水平基調のダッシュまわりは、機能的で高級感も併せ持つ。細部にわたり、デザインにぬかりなし。 BMW 3シリーズ 後席は、ゆったりサイズで形状もよく、体にフィットして座り心地は申し分ない。十分納得の快適性だ。スペースは十分、6対4分割可倒式。
BMW 3シリーズ 運転席メモリー機構付きのパワーシートは、座面の角度、高さなどの微調整がきき、理想に近い好ポジションをもたらす。フィット感があるだけに気分は上々。 BMW 3シリーズ ひと回り大きくなって、よりダイナミックかつエレガントに。最新のBMW流デザインだ。従来の3シリーズレベルを超える。が、値段も高め。
BMW 3シリーズ トランクルーム容量は、従来車比20Lプラスの460L。ランフラットタイヤの採用により、アンダーボックスは広々。 BMW 3シリーズ 磨きがかけられたバルブトロニックやダブルVANOSを採用する直4DOHCは、吸排気系の変更により、従来車の最高143馬力から150馬力へアップしている。
BMW 320i(6AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4525×1815×1425mm
ホイールベース 2760mm
トレッド前/後 1500/1515mm
車両重量 1460kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1995cc
最高出力 150ps/6200rpm
最大トルク 20.4kgm/3600rpm
10・15モード燃費 11.4km/L
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/55R16
バリエーション&価格
320i 6MT/6AT 388万5000円/399万円
325i 6AT 525万円
330i 6AT 625万円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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