インプレッション:プジョー 307
プジョー 307 プジョー 307
■プロフィール
 2002年のヨーロッパ・カーオブザイヤーに輝いたプジョー307は、これまでに世界で220万台が生産されたヒット作。その307がデザインと装備を一新し、一段と商品力を高めた。ボディタイプは、ハッチバックのフェリーヌ、SWとブレーク、CCの4種。これに1.6L、2種の2Lがグレードに応じて搭載される。
(発表:2005/10/14 UP:2005/11)
デザインも装備も一新。走りにも磨きがかかったフレンチ・テイスト
 試乗したのは、4グレードで構成されるフェリーヌの2.0S(4AT)とスポーツの2タイプ。2.0Sは、箱根の山道ではモノ足りなさを感じることもあるが、そこそこのスポーティ感は味わえる。これが郊外路や高速フィールドとなると、スムーズ感が高まり印象もグッとよくなる。100km/hは4速2800、3速3600、2速5600回転相当で、余裕の高速クルージングをみせる。ノイズが耳に軽く快適だ。
 一方、最高177馬力のスポーツはパワフル感を身上とする。ハイチューンのエンジンは、全域にわたりスムーズかつ軽やか。リミッターの効く7200回転レッドゾーンまでトルク感を損なうことなく吹き上がり、軽く確実にキマる5MTと併せてスポーツフィールを堪能できる。100km/hは5速3000、4速3800、3速4800、2速6600回転と、ギヤリングは標準的かややローギヤード。そのせいもあって低速域でも驚異的なねばり強さを発揮する。5速30km/h(1000回転弱)で十分に走れるのだからドライバビリティは万全だ。そのうえ、2500〜5700回転までのキレ味のシャープさは最強モデルにふさわしく、柔軟度のある実力派といえる。
 2.8回転のパワステは、とくにクイックではないが、しっかりした手ごたえ。ストローク十分なサスは初期ロールこそ気になるものの、ある段階で抑制されフォームは安定。4輪をしっかりホールドさせる安定志向で、乗り心地はマイルドだ。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
プジョー 307 インテグラルレザーを採用した室内は、ひと味違う高級感が魅力。赤い指針のホワイトメーター、チルト&テレスコ機能付きのレザーステアリングがスポーツムードを高める。 プジョー 307 リヤシートのスペースは、必要にして十分。レザーシートのタッチが高級感をかもし、リッチな気分が味わえる。ヘッドルームも余裕があり居住性がよい。
プジョー 307 スポーツのレザーシートは、体にフィットしサポート性もよい。前席は、追突時に頚椎(けいつい)を保護するアクティブシートバックを全車に標準装備。 プジョー 307 ルーフは25秒で開閉し、クーペとしてもカブリオレとしてもスタイリッシュな307CC。低く流麗なフォルムに魅了される。
プジョー 307 2対1分割可倒式のシートを倒せば荷室はフラット化。その容量は標準時で341L、最大1328Lに拡大。 プジョー 307 スポーツの2L DOHCは、パワフルかつフレキシブル。ヘッドはアルミ製クロスフローの4バルブ、バリアブル・バルタイ(VVT)を採用。
プジョー307フェリーヌ・スポーツ(5MT)主要諸元
全長×全幅×全高 4210×1760×1530mm
ホイールベース 2610mm
トレッド前/後 1495/1500mm
車両重量 1300kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1997cc
最高出力 177ps/7000rpm
最大トルク 20.6kgm/4750rpm
10・15モード燃費 11.0km/L
サスペンション前/後 ストラット/トレーリングアーム
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/50R17
バリエーション&価格
307フェリーヌ 220万〜320万円
307SW/ブレーク 245万〜295万円
307CC 389万〜437万円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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