インプレッション:プジョー 307CC
プジョー 307CC プジョー 307CC
■プロフィール
 生産累計120万台以上のヒット作となったプジョー307。特徴のひとつは、ハッチバック(HB)のプラットフォームをベースにSW、ブレークをバリエーション展開することだ。さらに、新たに加わったのがプジョー得意のCC。HBに対しAピラーの角度を2.5度寝かせ、全高を95mm低く、全長を170mm延長。クーペカブリオレというにふさわしい流麗なフォルムが際立つ。CCのなかで最上の美しさと断言しよう。
(発表:2003/10/21 UP:2004/4)
CC史上最上!! 優美なマイルド・スポーツ。だれもが満足する実力を持つ
 重量にして80kgアップの徹底した補強により、クーペ/カブリオレモードのいずれでもHBをしのぐねじれ剛性を獲得。それだけに、オープン時でも剛性不足を感じさせない。加えて、プジョーならではの十分なサスストロークのもと、マイルドな乗り心地とスポーティなフットワークを両立する。また、2.8回転のパワステに対し、素直な挙動を見せるだけに運転がしやすい。だれが乗ってもそう感じるはずだ。
 170馬力搭載の5MT仕様で、205/50ZR17タイヤを装着するS16は、さすがにロードホールディングに優れ、ワインディングでの走りが楽しめる。FFとしてのクセもなく、スムーズかつさわやかで気持ちがよい。エンジンは4速1000回転、30km/hでもOKというほどトルクフルだが、活気づくのは2500回転から。コーションゾーンの6400回転まで、至ってスムーズに吹け上がる。エンジン音は大きめだが、そこはプジョーらしいスポーツサウンド。気分を害すこともない。風の巻き込みも少なく、快適オープンクルーズが楽しめる。
 S16以外の100馬力モデルは、シーケンシャルモード付きの4AT仕様。性格も走行感も、S16以上にマイルドで素直。パワーは必要十分で、プジョーらしさは味わえる。フル加速では6000回転まで引っ張れるし、ワインディングでも不足なし。ただ、まれに加減速レスポンスが鈍ることもある。
(文:横越光廣 写真:郡 大二郎)
プジョー 307CC テレスコ&チルト・パワステは、コラムが太め。5MTはストロークこそ大きめも軽く確実で、4ATの操作性もよい。ハッチバックに対しシート座面が40mm低いので、ポジションはスポーティなCCならではの新鮮さだ。トランクとキャビンの間には、自動ロールバーが内蔵。 プジョー 307CC クーペ時でも十分に座れる後席。頭上がガラス部分になるが問題なし。ただ、シート形状が直角に近いため、座り心地やサポート性はいまひとつ。
プジョー 307CC レザーのバケットシートは、フランス車だけあってタッチ、座り心地、デザインがよい。ラチェット式リフターが有効で、ポジションもグッド。 プジョー 307CC 強風時でも2分割リトラクタブル・ルーフはスムーズに開閉。所要時間はわずか25秒。急角度のAピラー、ルーフ、スラントノーズのラインが本当に美しい。
プジョー 307CC クーペモードでは、350Lの荷室容量を確保。オープン時でも容量は240L。高さはないが、十分な奥行きがある。また、引き出し式のトノカバーを装備する。 プジョー 307CC 2L DOHCを2タイプラインアップ。トルクフルな177馬力版はVVT(可変バルタイ)を採用。
プジョー307CCプレミアム(4AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4380×1760×1435mm
ホイールベース 2610mm
トレッド前/後 1500/1510mm
車両重量 1490kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1997cc
最高出力 137ps/6000rpm
最大トルク 19.4kgm/4100rpm
サスペンション前/後 ストラット/トレーリングアーム
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/55R16
全国メーカー希望小売価格 (単位=万円)
307CC 378.0
307CCプレミアム 401.1
307CCプレミアムAVN 432.6
307CC S16 430.5
※表示価格は消費税込みの価格となります。
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