インプレッション:BMW 1シリーズ
BMW 1シリーズ BMW 1シリーズ
■プロフィール
 3シリーズに代わり、新たにエントリークラスを担う1シリーズは、世界的に話題のマト。ミニはともかく、BMWでは常識のFRレイアウトは、コンパクトクラスで唯一となる。新設計のボディとサスペンション、アクティブセイフティなどに最新技術を結集と、BMWが全力投球。ラインアップは、1.6L115馬力の116i、2L129馬力の118i、同150馬力の120iの3タイプで、ZF製6ATを全車が装備。
(発表:2004/9/21 UP:2004/10)
BMWらしさが脈打つ洗練のコンパクトスポーツ
 スポーツサス仕様の試乗車は、さすがにスタビリティが高い。3回転のパワステは、操舵力が重めで切り始めのレスポンスは控えめ。手ごたえを味わいながら切り増していくタイプだ。乗って最初に感じるのは、ハードなサス設定ながらゴツゴツ感がないこと。フラットで上質な乗り心地と、安定したフォームに期待が高まる。
 50対50の前後重量配分は、けっしてダテではない。バランスのよさはツイスティなコーナーを走れば明らか。重めのステアリングを積極的に切り込めば、オンザレール感覚でコーナーを駆け抜ける。限界は高く、スポーティモデルとしてはトップランクの実力派だ。が、強いて言えばバランスは最上とはいいがたい。足腰をびしっと締め上げた代わりに、ワンダリングと路面からのキックバックが若干気になる。
 その点、ノーマル仕様は神経質な面もなく、レスポンス自体も、より自然でなじみやすかった。ブレーキ性能も上々。
 エンジンは、レッドゾーンの6500回転まで気持ちよく吹け上がる。変速ショックが小さく、レスポンスもよいとあって、Dレンジのままでも快音を伴っての俊足ぶりにスポーツ心をそそられる。さらに、ステップトロニックのMT操作では、スポーツフィールを堪能できる。
 6ATはハイギヤリングで、100km/hは6速2200、5速2700、4速3700回転たらず。もちろん高速クルージングは余裕しゃくしゃくだ。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
BMW 1シリーズ シンプルで機能的、かつ上質感を持つ室内。テレスコ&チルト付きステアリングに、視認性抜群のメーターと文句なし。エンジンのスターターはインパネ上のスイッチになる。 BMW 1シリーズ 後席は2対1分割可倒式。レッグルームは広いとはいえないが、必要十分。サンルーフ仕様でもヘッドルームには余裕を残す。シートのサポート性はよい。
BMW 1シリーズ ポジションは申し分なし。リフターが大きな役割を果たしている。シートタッチはソフトめで、体を包み込むかのよう。座り心地、サポート性もなかなかだ。 BMW 1シリーズ 低いルーフラインに、際立つショルダーラインとウエストラインがセクシー。スポーツサスは15mmのローダウン。205/50R17を装着。
BMW 1シリーズ 容量は標準時で330L、後席を倒せば最大1150Lに拡大。床はほぼフラットで、使い勝手はグッドだ。 BMW 1シリーズ 2L DOHC150馬力は、ダブルVANOS、DISA(共鳴過給吸気システム)、バルブトロニック、2本のバランスシャフトを装備する。
BMW120i(6AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4240×1750×1430mm
ホイールベース 2660mm
トレッド前/後 1485/1495mm
車両重量 1370kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1995cc
最高出力 150ps/6200rpm
最大トルク 20.4kgm/3600rpm
10・15モード燃費 12.4km/L
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/55R16
バリエーション&価格
116i 288万8000円
118i 324万5000円
120i 366万5000円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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