インプレッション:プジョー 1007
プジョー 1007 プジョー 1007
■プロフィール
 モデルネームをプジョー伝統の3桁から4桁にしたのは、1007にかけるメーカーの期待の表われだ。ひとつ多い「0」は無限の可能性に挑戦することを意味するという。実際、両側電動スライドドアや着せ替え可能なカメレオ・コンセプトなど、1007はユニークな意欲作だ。オシャレな女性たちにモテること間違いなしだ。
(発表:2006/1/30 UP:2006/4)
両側電動スライドドアを持つ独創的でオシャレなスモールコンパクト
 ラインアップは1.4と1.6の2タイプで構成されるが、試乗したのは後者。個性的でスタイリッシュなボディに惹かれ、電動スライドドアを開ける。それが1007ワールドへの入口だった。
 上級感のあるシートに収まると、ほのぼのとしたムードのなかにも、スポーティ感を持つインテリアデザインにワクワク。早く走りたい気持ちを抑えつつ、最初は自動5速2トロニックをオートモードにして市街地を走ることに。この種のミッションも着実に進化して、全体にスムーズにはなっている。ただ、デリケートなアクセルワークでは、若干の違和感を伴うのが残念。とは言いつつも、市街地全般での走りは軽快で、シティ派の女性には喜ばれるはず。
 だが、それだけではない。走れば走るほど、その加速性は引き立つからだ。フル加速時には6500回転まで引っ張れ、しかも高回転まで意外なほどスムーズ。レスポンスのよいステアリングのパドルシフトを使えば、小気味よいスポーツフィールを十分に楽しめるのだ。
 さらに高速走行でも1007は侮れない。100km/hは5速3000、4速3750、3速4750回転相当で、アクセルを踏めば気持ちよく加速。エンジン音もとくに耳につかず、なかなか快適だ。
 フットワークには見るべきものがある。乗り心地は意外にもフラット感があって、なかなかのもの。2.8回転のパワステはきり始めがクイックで、トータル的に素直なハンドリングを見せる。コーナーでの速さ、全体的な走りのよさも見逃せない特徴のひとつと言える。
(文:横越光廣 写真:菊池貴之)
プジョー 1007 インパネまわりは機能的でいてオシャレ。リムの太い本革巻きの3本スポークステアリングは、テレスコ&チルト機能付き。デザインのよい3連メーターなどが、スポーツマインドをそそる。 プジョー 1007 フランス車のつねでシートは立派だが、さらにここまで上級感があるとうれしくなる。クッションが厚く快適だ。ただ、リフターの操作性はいまひとつ。
プジョー 1007 後席スペースは十分な余裕を持つ。前後のシート座面、ドアパネルカバーなど全18パーツが着せ替え可能なカメレオ・コンセプトはファッショナブル。 プジョー 1007 荷室は標準時で178L。後席を最前方にスライドすれば364L、折りたためば最大1192Lに拡大。助手席バックレストが前方にたためるなど使い勝手もよい。
プジョー 1007 ピニンファリーナ社とプジョースタイルセンターがデザインした1007は、軽快かつ個性的。このクラスでは世界初となる、両側電動スライドドアは大きく開く。 プジョー 1007 1.4LはOHCの74ps/5400rpmだが、1.6LはDOHCで108ps/5750rpm。アルミ製クロスフロー16バルブヘッドを持ち、高回転までスムーズかつトルクフル。
プジョー1007 1.6(5AT)主要諸元
全長×全幅×全高 3730×1710×1630mm
ホイールベース 2315mm
トレッド前後 1435mm
車両重量 1270kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1587cc
最高出力 108ps/5800rpm
最大トルク 15.0kgm/4000rpm
サスペンション前/後 ストラット/トレーリングアーム
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 195/50R16
バリエーション&価格
1007 1.4 199万円
1007 1.6 229万円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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