毎年、春先には最新モデルを発表するカーナビ業界。まさしく今はモデルの切り替わり時期で、ぼちぼち新製品情報が各メーカーからアナウンスされ始めるころ。
しかし、はっきり断言できるが、アッと驚くような革新的技術が06年モデルに採用されることはない。
これまでの技術のバージョンアップが基本となり、地デジやワンセグチューナー同梱、iPod対応というような最新メディアと親和性を増すはず。
これらは昨年モデルでも、オプションパーツで十分に対応できる。つまり、現行モデルのHDDナビゲーションはほぼ完成されていて、どのモデルを選んでも、ベーシックな道案内という最重要機能に関しては、満足度の高い操作性を有しているのだ。ねらいは05年モデルできまり!
  
2005年モデル 各社の代表モデル
中古車買うなら見逃せない!
純正装着から後付け高性能ナビまでHDDナビゲーション付き中古車物件を特集
コチラのページから探してみよう! HDDナビ装着の中古車物件
今、もっとも人気の機能はDVDビデオを見ることができること
 右のグラフを見てほしい。すでにナビを所有しているユーザーへのアンケートには、ついこの間まで主役だったDVDナビがHDDナビにトップの座を受け渡しつつあることがうかがえる。さらにナビ&オーディオ一体型の圧倒的な人気も印象的なデータだ。
 しかし、日ごろ便利と感じるナビの機能は、昔ながらの道案内に関する機能がイチバン。最新モデルでなければ付いていないような、目新しい機能に重要性を感じてはいないのが現実なのだ。
 ただし、販売の現場で聞くと「売れ筋モデルでハズせない機能はDVDビデオ再生」とのこと。
 ということはHDDモデルでも、DVDヘッドを持ったスロットルを備えていることが必要になる。DVDヘッドを備えていることで必然的にオーディオ機能も充実。さらに、DVDヘッドはCDも読み込むコンパチブルヘッドなので、CDからHDDへの録音(リッピング)が可能。大量の曲をHDDへ貯め込むミュージックバンク機能が近年のモデルの最大の特徴だ。
 もっとも、昨年からはつねに携帯しているiPodが個人の最重要ミュージックバンクとなってきたため、カーナビもiPodとの接続がメインテーマとなってきた。
 このようにユーザーニーズに合わせて、つねに進化し続けるカーナビだが、いつでも、いかに道案内をスムーズにこなすかが最重要だということを忘れずに機種選択したい。
カーナビメディアタイプ カーナビの形態
カーナビ機能で便利だと思う機能は?(複数回答)
画像をクリックすると拡大します
■ 05年モデル最大の特徴はナビ質向上
「ナビ質」とはアルパインの05年モデルのキャッチフレーズだが、主要メーカーはそろって同様の方向性で新型モデルをリリース。具体的には過去の渋滞情報データが公開されたことから、過去データを基に渋滞予測によるルート検索の精度を向上。ルート検索や渋滞回避情報をいかにスムーズな走行に結びつけるかを考慮している
パナソニックの渋滞データバンク画面。過去の渋滞情報を元に予測を道案内に反映する。
HDDナビの変遷 -流れを変えた主要モデル-
2001年モデル
carrozzeria   AVIC-HX09V
carrozzeria
AVIC-HX09V
 アフターマーケット初のHDDナビ。インダッシュ、オンダッシュを用意。本体は1DINで当初からミュージックサーバーを内蔵したフルスペック。今でも十二分に通用する最高級機。
2003年モデル
ECLIPSE
AVN8803HD
 20GBのHDDをナビ用、オーディオ用で2基搭載。用途を分けることで、アクセススピードの速さと最大3000曲の録音が可能。DVD再生はもちろん5.1chデコーダーを備えているAV充実モデル。
ECLIPSE   AVN8803HD
2004年モデル
ADDZEST   MAX940HD
ADDZEST
MAX940HD
940HDは2DINワンボディで7インチワイド画面を実現したモデル。もちろんタッチパネルだ。
Panasonic
CN-HS400D
HS400Dは新開発の縦置きHDDを搭載し、一体型でコンパクトなボディを可能にしている。
Panasonic   CN-HS400D
純正装着ナビの実体
 メーカー純正装着済みおよびメーカーオプションとディーラー装着のオプションに分かれるが、いずれも新車時に装着されたHDDナビは、ほとんどが03年以降のモデルが大半。  純正装着のHDDナビはまだ普及し始めたばかり、というのが実状だ。  ナビゲーションの操作性、機能はアフターパーツと同等か、車両との親和性ではそれ以上というものがほとんどではあるが、オーディオ機能、ビジュアル機能面ではラインアップが少ないぶん、若干劣る。
バージョンアップはどのような方法で行う?
 純正装着のHDDはなにしろ新しいものがほとんどでもあるし、まだ地図更新のニーズが少ないのも事実。どのカーメーカーもDVDナビなら、00年モデル以降くらいからバージョンアップロムをそろえている。いずれにしても、ほとんどのモデルはディーラー経由での変更が一般的。
HDDモデルのデータ書き替えは多くのモデルがドライブ取り外し(工賃も発生)、それをメーカーに送る方法。
2006年モデル
 この記事の編集時に発表されたクラリオンの06年ニューモデル。このMAX760HD(27万3000円)は別売のTVチューナーを接続することでデジタル/アナログ放送の自動切り替えを行う独自の技術を搭載。
 また、iPodのビデオファイル再生機能も装備。音質面では、カーナビゲーションとして業界で初めてDVDオーディオの192kHz再生に対応するなど、音質面でも意欲的な新機能を備えている。
 インターフェイスはワイド7インチの1画面で可能なかぎり選択項目を並べた使いやすい作り。高音質のみならず高画質も追求したモデルとして登場している。
クラリオン MAX760HD